Knight's & Magic & Carrier 7
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ラから一人生贄を調達してある。多少はオレにも楽をさせろ」
後に大陸一勇猛なドラゴンスレイヤーと呼ばれる銀鷹騎士団の結成式はグダグダに終わることになる。
映像を送受信出来るようになった通信機でエルネスティと互いの成果を報告し合う。
「とまあ、可変機構のない練習機としてメタスの試験飛行は問題なく完了したわけだ」
『くっ、可変MSの存在を忘れてしまうとは。僕自身も固定概念に囚われてしまっていましたか』
「元素を貯める部分として胴体を選ぶのは悪くない発想だとは思うぞ。人魚型とは恐れ入った」
『こっちではシルフィーネが最適解と認識されてしまいましたからこのまま進めようと思います』
「分かった。製造中のクォーター級をシルフィーネに合わせて改良する」
『頼みます。僕の斑鳩に関してはオーバーコートプランで進めています』
「オーバーコートプランで?それこそ着ぶくれして問題じゃないのか?」
『ふふん、失敗は成功の母ですよ。物理的に元素を溜め込まなくても術式で固定する方法が見つかりました。まあ、結構魔力を食うので特機クラスじゃないと使えないのが難点です』
「ふ〜ん、ちなみにオレもメタスに新型術式技術を搭載してるんだよな。これがあるからメタスが安全に空を飛べるんだよ」
お互いに無言になる。考えていることは同じだ。ただ、以前までと違い簡単に情報のやり取りができない。というわけで日本語と英語を混ぜた資料をお互いに見せあってその場で全て覚える。大まかな部分だけを覚えて後は各自で細かい調整を行う。
エルとの通信を終えると急いで部屋に戻り、忘れないように紙に書きなぐってからギターを手にする。資料を見ていたときから気になっていた曲と合わせる。恐ろしくマッチする。びっくりするぐらいマッチしてしまった。さすが夢の国の愉快なリーダーの曲だ。大丈夫だよな?暗殺者が送られてこないよな?
どうした、エレオノーラ。もっと構え?鏡を見てみろ、はっきり言ってオーバーワークだ。お互いにな。ああ、添い寝で手を打ってくれ。ほら、もっと寄れ。では、我が腕の中で息絶えるが良い。逃がすかボケ!!エレオノーラはもっと胸部装甲が薄いんだよ!!はい、諜報部にご招待!!
ちっ、こっち方面も人材不足か。オレはともかくエレオノーラとイサドラは自衛できるか?エレオノーラはギリギリだろうなぁ。イサドラは無理。護衛につくしかないな。鍛冶仕事が滞るが仕方ない。マクロスキャノンは完成してるんだ。忘れがちだがクォーター級はブロック工法なのだ。全部で5つのブロックで分けられている。艦橋部分とエンジン部分は完成していて、マクロスキャノンと空母部分も修正が入るがほぼ完成している。あとは、鍛冶師たちでも大丈夫だろう。
クシェ
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