Knight's & Magic & Carrier 7
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ね。今は色々とノウハウを確立させていっているところだから、その後に集大成の座乗艦を作るって言っていたわよ。どっちにするのかも悩んでいたわね」
「候補が既にあるのですか?」
「開発方面だけよ。儀礼用にするか、それとも儀礼用にも使えるバリバリの戦闘艦にするか、儀礼なんて知ったことかと割り切った戦闘艦か。仮のデザイン図だけはあるわよ」
引き出しからデザイン図を引っ張り出してイサドラに渡す。前からゲーム版のギャラクシーエンジェルのエルシオール(クロノブレイクキャノンは別資料にまとめてあった)、バディ・コンプレックスのシグナスをベースにOOのプトレマイオスのコンテナのように着脱可能の空母をくっつけたアルバトロス、SRWのクロガネ(もちろん艦首は超回転鋭角)。
「最後のは、流石に辞めたほうが良いかと」
「一番のお気に入りなんですけどね。まあ、アルバトロスになるでしょう。そのためにこんな企画書を上げてきてるんだし」
手元にある書類をイサドラに渡す。
「空中騎士団?」
「時代は空に移り変わっていく。無論、陸もだが速度を考えると行動範囲の差は歴然だ。それと同時に新たな脅威も現れている。鳥型、翼竜型の闘士級魔獣だ。これらは我々西側領土でも確認されている。そしてそれによる被害もだ」
そこで一度話を切り、集まった候補生を見渡す。何人かが顔を歪めている。被害にあった者たちだろう。
「だからこそ、我らは新たな剣を手にする。空を駆ける騎士団、銀鷹騎士団をここに結成する!!」
候補生たちが歓声を上げているが水を指すことになる。
「とはいえだが、そもそも練習機すら完成していない」
先程までの歓声が嘘のように静まる。
「現在、練習機は組み立て中だ。だが、はっきり言って操縦系統がものすごく独特だ。その上で体質的に無理な者も出てくるだろう。ここまでで質問は?」
「体質的に無理とはどういったものでしょうか?」
「はっきり言おう。慣れていないと落下時の浮遊感に耐えられない者がいる。ある程度は慣れるが、どうしてもなれないと言う者もいる。これは体質でどうすることもできない。髪や瞳の色が異なるのと同じような個性だ。次に現在組み立て中の訓練機も含めてだが、速度が速い。どれぐらいかと言うと、トールギス並の速度を出せる。一般用のチューンでだ。意味が分かるよな。隊長用のカスタマイズ機は更に上のチューンを施す。こら、そこ、逃げようとするな。適正持ちを探すのは大変なんだから。新人が最優先で調べられるだけで人数が足りなかったら各地に配置されているベテランも引っ張り出されるんだから。というか、王配のオレが騎士団長の時点で悟れ。名だけなんじゃなくて適正が低いのを見越した上でのことなんだよ。安心しろ、フレメヴィー
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