暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
バレンタイン
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ぃ!!」

ドゴオオオオオンッ!!

「はげえええええっ!!」

竜の爪に続いて格闘・鋼・岩の高威力技を連続で繰り出し、ブイモンの特性・石頭によって反動がゼロになる。

おまけに鋼の尾による攻撃によってテイルモンの防御力は低下してしまい、頭突きによる威力は結果として上がることになり、テイルモンを戦闘不能にした。

「テイルモンがあっさりと!?」

ホークモンはテイルモンがあっさりとやられてしまったことに驚愕する。

「くっ!!恐るべきチョコへの執念!!でもあなたを空の元へは行かせないわ!!空は私が守r…」

「諸刃の頭突きぃっ!!」

ドゴオオオオオンッ!!

「あぎゃああああ!!?」

「ピ、ピヨモオオオオオン!!!?」

ピヨモンが言い切る前に頭突きを喰らわせる。

炎と飛行を持つピヨモンに諸刃の頭突きはダメージ4倍だ。

お星様になったピヨモンにパルモンは絶叫する。

「くっ!残るは私達だけですか!!しかし京さんのために私は負けません!!ブイモンはドラゴンと格闘…つまりは私が有利なのです!!喰らいなさい、時代劇を見て体得した私の燕…」

「はいはい、諸刃の頭突き」

ドゴオオオオオンッ!!

「ぐはあああああ!!?」

「ホークモン…あっさりとやられないでよお…でも流石のブイモンもインファイトの使用で防御力が下がってるからそこを突けば勝ち目は…」

「俺の全身から溢れるチョコへのLOVE!!見せてやろう!!インファイト!!」

ドガガガガガガッ!!

「のおおおおおっ!!」

あっさりと全滅し、ブイモンは子供達の前に現れて瞬く間に愛情たっぷりのチョコを食い荒らした。

しかしミミのチョコだけはしっかりと残し、光子カのみミミからのチョコを貰えることに。

「ブ、ブイモン!どうして、ミミさんのだけ食べないんですか!?僕はまだ…未来を失いたくない…」

「はい、光子カ。ミミさんのスペシャルチョコよ!!特別に食べさせてあげるわね!!はい、あーん!!」

「うごごごご…!!」

チョコを口に入れられた光子カはバタンと仰向けに倒れて気絶した。

「あら?気絶する程に美味しかったのかしら」

【(いいえ、逆です。でも面白い物が見れたからいいか…御愁傷様)】

こうして、お台場ではバレンタインには蒼い悪魔が現れてチョコを食い荒らすと言う噂が立ち、バレンタインチョコを持って外出する者はお台場にはいなくなったとか。

「ふう、食った食った」

満足そうに日向ぼっこをしているブイモンのみ幸せそうであった。
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