第2章 項羽と劉邦、あと田忠 〜虞兮虞兮、奈若何〜
第8話 戦いは数だよ兄貴! ※なお負ける模様
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離昧、俺で無理だったんだ。お前でも無理だろうよ」
「それは、項羽の姉御で無理なら、そうだけれどよお。やっぱ、范増の爺いを首にしたのはまずか――」
その瞬間、項羽の覇気が迸った。
「す、すいやせん」
「……ちげえよ。爺いはもういない。だから、俺様の采配が悪かったんだ。それだけの話さ」
彭城の戦いから快進撃が続いていただけに、足踏みが続く項羽軍の雰囲気は暗い。劉邦軍とは対照的であった。
やがて項羽軍は退いた。後世の歴史家は、項羽と劉邦の運命を占う戦いだったと評している。
だが、項羽と劉邦の本当の戦いもまた、これから始まるのである。
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