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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第17話:Sigma Palace
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属され、ハンター試験ではゼロに次ぐ成績を叩き出し、それに恥じぬ圧倒的な戦闘力を誇る特A級ハンター・ルイン。
アーマーを換装することによりあらゆる局面に対応出来るようになったことでその強さには更に磨きがかかっている。
「ほらほらどうしたの!?シグマの居城の防衛隊の力はこの程度なの!?それから一度に襲い掛かるなら最低10人くらいにした方がいいんじゃないかな!?」
ハルバードを巧みに扱いながら、メカニロイドを斬り捨てるルインに指揮官のレプリロイドが更に指示を飛ばす。
「ライドアーマー部隊出撃!!侵入者を破壊せよ!!」
即座に姿を現す数十体にも及ぶライドアーマーの大軍がルインを取り囲む。
「これまでだルイン。これだけの数のライドアーマーが相手ではいくら特A級ハンターでも打つ手はあるまい」
嘲笑うように言う指揮官レプリロイドにルインは呆れたように言う。
「今更ライドアーマーなんか出されてもね。これよりもずっと強力なのと戦ったことがあるよ…メガトンクラッシュ!!」
FXアーマーに換装するのと同時にナックルバスターをチャージし、パンチと火炎弾を叩き込んで吹き飛ばす。
「ダブルグラウンドブレイク!!」
次にチャージした二丁のナックルバスターで地面を殴り、2つの火柱が複数のライドアーマーを飲み込んで粉砕していく。
更にPXアーマーに換装して天井に張り付くと無防備な操縦者に向けてクナイを放ち、頭部をクナイで貫かれたライドアーマー部隊は機能停止する。
そして機能停止した操縦者を放り出してライドアーマーに乗り込むと、防衛レプリロイドにライドアーマーのパンチを喰らわせた。
「あ、悪魔かあいつは!?」
数をものともせずにこちらを蹂躙していくルインの姿に戦慄が走る。
「ま、まるで歯が立たん!!つ、強すぎる!!」
「こ、こうなったら一斉攻撃に賭けるしか…!!」
「ハッ…止めとけ、無駄なことはな…」
「何!?今言った奴は誰だ!?」
防衛隊の指揮官レプリロイドが振り返った瞬間に誰もいない場所から凄まじい火力が防衛隊を襲い、瞬く間に殲滅する。
「…カメリーオの電磁迷彩を使っているようだけど場所は分かっているよVAVA」
「そのアーマーのスコープ能力か…便利な物だな。まあいい。エックスもシグマもルイン達も…全員俺の獲物だ。誰にも渡さん!!」
電磁迷彩を解除すると肩部、腕部、脚部の兵装を展開しながらルインを見遣るVAVA。
「VAVA…」
「とうとうここまで来たかルイン…俺はこの日を待っていた。シグマの掌の上で踊らされている屈辱に耐えながら力を蓄え、お前達とシグマを倒せるこの日をな」
「…そう、楽しみにしていたところで悪いけど、ここは通してもら
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