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この素晴らしい世界に文明の鉄槌を! -PUNISHMENT BY SHOVEL ON THIS WONDERFUL WORLD!-
四丁
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ににゃんにゃんの事を話し始めた。
「始まりは、にゃーちゃんの両親が失踪した事ね。
その事は、転生者であるにゃーちゃんを絶望に叩き落とした。
自分が転生者だったせいでー、とか。
自分はこの世界に居てはいけない存在だから両親がー、とかね」
「え…? にゃんにゃんが時々言ってた転生云々って本当なんですか?」
「本当よ。女神アクアと口論になった結果シャベルを作る能力を押し付けられたって言ってた。
まぁ、今ではシャベル至上主義だけどね」
「てっきりキャラ作りかと…」
「まぁ、『ここ』ではそれで通るからね。
にゃーちゃんもそれで楽って言ってたわ」
リーアがにゃんにゃんの事を嬉しそうに話しているのを見て、めぐみんは少しムカッときた。
「それで、続きをどうぞ安楽少女さん」
「はいはい、そこらへんもね…。
絶望したにゃーちゃんは街道を一人で歩いて私の所まで来た。
安楽少女である私の下までね」
「やっぱり…」
「そう怖い顔しなさんな。現ににゃーちゃんは生きてるでしょ?」
「そうですけど…」
「にゃーちゃんは私に『木の実』を要求してきたわ。
ドギツイのを頼むってね」
「渡さなかったんですか?」
「あんな小さい子、食いでがないし」
「…………………」
「だから四歳だったにゃーちゃんをひっぱたいて、この家に連れて帰ったのよ」
「貴女は、安楽少女、なんですよね?」
めぐみんは責めるように言った。
「そうだよ。安楽少女だよ。これが私達の本性。
人より長く生き、人より賢く、人を食う」
「にゃんにゃんも、食べるんですか」
「にゃーちゃんが死んだらね。そういう契約よ」
リーアは、いつの日かにゃんにゃんと交わした約束を思い出していた。
「『俺がくたばったらその時こそ食ってくれ。お前の中で血肉となって永久に生きてやる』ってね」
「結局食べるんですね」
「私達はそういう種族だもの。お前達人間だった他の動物を食べるでしょ?」
「テンプレートなセリフですね」
「『テンプレート』『定石』『セオリー』
つまりは真実。誰もが知っている事実」
「……」
「私は自分から人間を傷つける事はしないよ」
「ふんっ…どうだか」
「私を殺せばにゃーちゃんが悲しむけど、いいの?それどころか貴女はにゃーちゃんに憎まれ、復讐の対象になるわよ?
彼の両親や、女神アクアと同じくね」
上から目線で余裕たっぷりのリーアに、めぐみんはそろそろ限界だった。
めぐみんの中で何かがプチっと切れた。
「なんですか貴方!にゃんにゃんの正妻気取りですか!どうせ貴方とにゃんにゃんは異種族しかも貴方はプラント系です!穴があろうがなか
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