暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第16話:HADOUKEN
[1/2]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
アルマージを倒したエックス達はシグマとの決戦に備えてメンテナンスとエネルギーの補給のためにハンターベースへ戻ろうとした時だった。
機械の駆動音が聞こえ、そこへ向かうとエックス達を強化してくれた老人のカプセルがあった。
「あれは…」
「あのお爺さんのカプセルだよね?」
「何故これがここにあるんだ?」
エックス達が疑問符を浮かべるが、今までの経験から触れても大丈夫だろうと触れるとカプセルが起動し白衣の老人ではなく…道着を着込んだ老人であった。
「えっと…………」
「(何だこれは…?)」
「(何これコスプレ?と言うか凄く鍛えてるんだね…このお爺さん)」
老人の格好にどう反応すればいいのか分からずエックス達は無言で老人を見つめる。
『ふふふ、どうじゃエックス、ゼロ、ルイン!この鍛え抜かれた身体は!!後ろに見ゆる大瀑布で鍛えに鍛え抜いたのじゃ!!ばくふと言うても“江戸幕府”のことではないぞ!!』
「え?そうなの?私はてっきり江戸幕府かと…」
「他にもあるだろう、室町幕府や鎌倉幕府とかな」
「ゼロ…何で君はそんなどうでもいいことを知ってるんだい……?」
意外な知識を披露したゼロにエックスは思わずツッコミを入れた。
というか今までの白衣の老人に対して抱いていた儚いイメージが一気に崩れた。
『……とまあ、冗談はこれくらいにしておいて………このカプセルに入れば、厳しい修業によって一部の人間だけが習得出来た必殺技を放てるようになる。残念ながらこの技を教えられるのはエックスのみ。人に近い心を持つお前なら、きっと使いこなせるはずじゃ…エックス…宇宙を…パワーを…波動を…感じるんじゃ!!はああああ…波動拳!!』
老人はそう言うと自らの波動で大地を揺らした後、今までのように消えた。
「(これ本当にホログラムなの?)」
あまりにもホログラムらしからぬ演出を見せる老人にルインは引き攣り笑いを浮かべるしかなかった。
エックスは少し戸惑いながらカプセルに入ると光に包まれ、光が消えた後、エックスは自身の身体を見つめる。
「どうエックス?どこか変わったかな?」
「どうって言われても…」
アーマーにも変化はないし、特別な力が宿ったような感じもしないためにエックスも困った表情を浮かべる。
「先程の彼がやっていた構えをやってみたらどうだ?」
「あ、ああ…」
ゼロの提案に頷き、老人がやっていた構えを再現してみる。
「…波動拳!!」
エックスの掌から波動が放たれ、それは山にぶつかって跡形もなく山を吹き飛ばした。
跡形もなくすっきりと。
「「「……………」」」
波動拳のあまりの破壊力に呆然となる一同。
「こ、これは封印だ
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ