暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第15話:Energy Mine Ruins
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「っ!!」

その凄まじい熱量に戦慄したアルマージはバリアを張り、防御体勢に入る。

「ぬぐぐぐぐぐぐぐ…」

クロスチャージショットはバリアを打ち破り、そのままアルマージに直撃した。

「やった!!」

喜色を浮かべるルインだが、アルマージは即座に立ち上がってきた。

「そんな!?クロスチャージショットでもアルマージには通じないのか!!?」

「いや流石のアルマージもダメージは受けている。だが、流石にもうあれを喰らってはくれないだろう…」

「どうすればいいの…?」

「奴のアーマーさえ何とか出来れば…」

アルマージの異常とも言える防御力は全身に纏っているアーマーの恩恵があるからで、アーマーさえ破壊出来れば、アルマージの戦闘力は大幅に減少する。

「アーマー…いくら異常な強度のアーマーでも金属であることには変わらない…なら…ゼロ!!」

「?」

「もう一度あの火柱を出す技を!!」

「何?あれはアルマージには通用しないぞ」

「私に考えがあるの!!お願い!!」

ルインらアーマーをLXアーマーに換装するとハルバードをチャージする。

「爆裂炎っ!!」

拳を地面に叩きつけ、火柱を発生させるとアルマージを飲み込む。

アルマージはアーマーが熱されていくのを感じたが戦闘に支障が出る程ではないと判断し、火柱が消えた瞬間再び突進を繰り出そうとしたが。

「フリージングドラゴン!!」

氷龍がアルマージに喰らいつく。

アルマージはアーマーの防御力なら耐えられると判断したのか防御体勢に入っていたが、氷龍がアルマージに喰らいついた瞬間にアルマージのアーマーが砕けた。

「何!?」

「いくらあなたのアーマーが頑丈な特殊合金でも金属であることには変わらない!熱されたアーマーを極低温で冷やした事で脆くしたんだ!!」

「今だエックス!!撃て!!」

「スパイラルチャージショットッ!!!!」

自慢のアーマーを失い無防備となったアルマージに最大出力のスパイラルチャージショットを放つ。

全身がスパイラルチャージショットに飲まれ、苦悶の表情を浮かべながらもアルマージは嬉しさを覚えた。

思考回路が暴走し、視界にノイズが走る。

「いい…戦いだった」

満足感に満ちた呟きにエックス達は悲しげにアルマージの残骸を見つめる。

「…悔しいね…ゼロ、エックス。これ程の人でさえ…敵として戦わなきゃならなかったなんて…」

力なく座り込み、ポツリと呟くのはルインであったが、その想いはエックスもゼロもまた同じだろう。

「逆だ。これ程の奴だからこそだ。一度意見を違えれば最早決して相容れることは出来ない。本物の戦士であれば尚更だ。…とにかく俺達
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