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ソードアート・オンライン〜Another story〜
オーディナル・スケール編
第270話 オーグマー
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をうたい、男達はシリカに釘付け。同学年であろう学生達も皆が足を止めていた。
勿論、キリトやアスナも一緒。ユイもリズムに合わせて翅を動かして、手を挙げていた。
やがて歌が終わり、光が消失したのと同時に、拍手大喝采。
歌をうたっていた時は気持ちよかった為、周りは一切見えず、考えもしなかったのだが……今になってみれば、このショッピングモールの中心で歌を披露していた、と言う事だから、本当に今更だが恥ずかしくなったようで、いたたまれなくなり、ぴゅ〜 と逃げるようにその場を離れた。
「お疲れ〜」
「すごくお上手でした!」
「あぅ〜〜…… は、恥ずかしかったです」
シリカが恥ずかしそうに頭を抑えていたその時だった。
「お疲れ」
「あははは。やっぱり珪子ちゃんは上手だよー。私より上手だってっ!」
後ろから声が聞こえてきた。
この場にはさっきまではいなかった筈の人たちのもの。キリトでもアスナでもなく……。
「りゅ、リュウキさんっ!? それにレイナさんもっ!?」
合流を無事果たした2人だった。
そして、勿論オーグマーを起動させると……。
「すっごく上手だねー、シリカ! ボク、もっと聞きたかったよー」
「はい。曲に合わせた振り付けも、素敵でした。次は是非、ALOでも歌っていただきたいですね」
ユウキやランも一緒だった。
皆に褒めに褒められて、この後 暫くシリカの顔色は赤一色になるのだった。
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