暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
オーディナル・スケール編
第270話 オーグマー
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……気がする。
出されたレアチーズケーキをかみしめて、かみしめて、飲み込み、そして会計した後、意識的に歩く速度を上げた。
皆を置いていく勢いで。
「ふん、ふん、ふん、ふんっ!!」
「り、リズさん、どーしたんですかーー!」
まるで唸り声をあげているかの様にせっせせっせと歩いていく。
まるで、世界一歩行速度が速いと噂された平均歩行速度1.6m/秒の関西の人の様だ。シリカは駆け出して漸く追いつける程。本当に早い。
その後ろをニコニコと笑いながら歩いていくのがアスナとキリト。
アスナはしっかりとエクササイズに勤しみ、健康的な体型を維持している。勿論レイナも同じく。因みにキリトは ほっとくと簡単パスタ料理〜とかで済ましてしまうから、健康的とは言い難い。運動不足だって以前も指摘されてるから尚更。
その辺りが、双肩とも呼ばれてるリュウキにかなり後塵を拝している所であもある。
だって、キリトが目指している男の子は運動神経まで抜群なチートだから。
そんなキリトの表情に色々察知したアスナは 微笑ましく笑っていた。勿論、運動不足についてはしっかりと注意しないと、と心に決めて。
そんなときに入るのは新着メッセージ。
玲奈 ――お姉ちゃん。スイーツ美味しかった??
レイナからのメッセージだ。
あの時に言ってた様に、リズがちゃっかりと送ったのだろう。画像付きのヤツをきっと。
明日奈 ――勿論だよ。
玲奈 ――むーっ、もーちょっとだったのに。羨ましいなぁ。
明日奈 ――もうちょっとって事は、レイ、こっちにはこれそうなの?
玲奈 ――うんっ。モールには着いたし、今向かってるよー。皆もいるからね?
明日奈 ――皆? リュウキ君だけじゃなくって?
玲奈 ――ユウキさんとランさんが時間取れたみたいなの。今、私達のオーグマーに着てるよ。
明日奈 ――そっか! 楽しみにしてるね? 今1階。西側付近を皆で歩いてるから、直ぐに来てね?
玲奈 ――りょーかいっ!
レイナとのメッセージのやり取りをしてた所に、リズが乱入。
里香 ――超が付くゲーマーさんたちと一緒なら、ボーナススイーツなんて、ラクショーでしょ? レイ。
玲奈 ――もっちろんだよっ! もうっ、リズさんが何枚もスクショを送ってくるから、私も食べたくなっちゃったんだからねー! でも、皆と合流するのを優先するっ。
里香 ――流石〜 喜びは皆で分かち合う! 素晴らしい精神だわ。レイ。
玲奈 ――見せびらかしたのは、何処の誰だったのーーー! ぷんぷんっ!
明日奈 ――レイ? 夢中になるのは良いけど、ちゃんと前向いて歩いてよ? 転んだりしない様にね。
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