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この素晴らしい世界に文明の鉄槌を! -PUNISHMENT BY SHOVEL ON THIS WONDERFUL WORLD!-
一丁
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『使い方を誤った大魔法は使い方を工夫した小魔法に劣るのだ』

これは俺の前世での愛読書の一文だ。

つまり、どんな小さな魔法でも使い方次第という訳だ。

この前靴屋のクソザコブロッコリーをぶっ飛ばしたばっかりだし、閣下の御言葉はやっぱり正しい。

歩いていると、やがて森の入口に着いた。

「クリエイトシャベル」

あのクソ女神から貰った転生特典を使い、シャベルを作る。

鋒(シャベルのこれを鋒とよんでいいのか…?)は名剣にも劣らぬ鋭利さだ。

「いつ見ても地味ですね。もっとこう…聖剣とか」

「バカ、シャベルを嘗めるなよ?今までもシャベルで数多の敵を屠って来たにゃんにゃんさんだぞ?」

シャベルはいいものだ。

斬る、突く、殴るの全てを兼ねる万能の武器であり、いざとなれば地面を掘れる。

「じゃ、アルミラージ狩りの時間だぜ!」




ボボボン!

「バインド!」

ボン!

一匹め。

「バインド!」

二匹め。

「バァイィンドォ!」

「うわぁ…鬼畜の所業ですね…」

「めぐみん。お前一回学校で慇懃無礼の意味を調べて書き写してこい」

群れの周囲に爆発ポーションでトラップを作り、右往左往している群れから三匹をバインドで拘束。

「よし二人とも『養殖』の時間だぞ」

「えぇ!?」

「いいですね、やりましょう」

シャベルを二つ追加で創る。

「そら、トドメさせ」

バインドで縛られ、鳴き声を上げるアルミラージの首をシャベルで切り落とす。

「ひぇぇ…」

「めぐみん」

「はい」

続くめぐみんもアルミラージを絞めた。

「ゆんゆん?」

「にゃ、にゃんにゃんさん…」

ま、ゆんゆんはまともだからな。ちとキツいか。

「じゃ、経験値貰うぜ」

サクッと首を落とす。

「…………………この耳集めてウサミミカチューシャ…」

「貴方はなんて事いうんですかにゃんにゃん!?
とんだ鬼畜の所業ですよ!?」

おっと、さすがのめぐみんもこれには反対か…

「じゃ、めぐみん、捌いておいてくれ。俺は血の臭いに群がってくるモンスターを倒してレベリングするから」

「はいはい。いつものですね」

「貴方達いつものこんな事してるの!?」

「ああ、毎日な」

「お陰で私のレベルもそれなりですよ。たぶん駆け出しの街の平均は既に越えたかと」

「で、お前まだ魔法覚えねぇの?」

「やですよ。私には覚えたい魔法があるんです」

そこで、足音が聞こえた。

「お、来た来た」

どすどすという音と共に現れたのは、一撃熊だ。

「ライトオブセイバー」

中級魔法ライト
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