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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百七十三話
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解けた。

相性がよかったのだ。

政治家連中からもアルディの方が評判がいい。

若い女性に罵られるのは、政治家のプライドをひどく傷つける。

「私には関係ありません」

ところで、とリムシィが切り出した。

「こちらに向かってきている武装勢力を潰しますが構いませんね?」

え? と一同が聞き返す。

「国民に被害が出ないうちに片付けます」

リムシィは数機の同型を引き連れて飛んでいった。

「ちょっとぉ!?」

吉本がアルディにどうにかしろと視線を向ける。

「すまないヨシモト。我にはリムシィのような飛行能力も遠距離攻撃もない。
私はこの場ではディフェンス専門なのだ」

政治家や報道陣の近くにアルディが全機集合する。

「全機障壁展開である!」

ぱしゅぅぅぅぅぅぅぅん………と言う飛翔音と共に、一同に対して何かが飛んで来る。

「む。ロケットランチャーか」

がしかし、それはアルディの障壁に遮られた。

「リムシィめ、我に全ての迎撃をやらせるつもりであるな。まぁ、わからなくもないのだが…」

「ど、どういう事ですアルディさん?」

「我々はマスターよりヨシモトの護衛は勿論、国民を傷つけるなと言われているのである。
それ故、リムシィは発射位置の襲撃犯を直接潰すつもりなのである。
なに、五分もあれば終わるであろう」

三分後。

「全員捕縛しました。この後はどうしますか? こちらで尋問しましょうか?」

「引き渡してくれるとありがたい」

「ではすぐにでも」

すぐに装甲車が数台回ってきた。

ライトバンを改造した物で、外からは本来装甲車には見えないようになっている。

が、現在はドアがひしゃげ、中の銃器が見えていた。

中身は銃器だけではない。

拘束され、呻き声をあげる犯行グループ。

リムシィ達はソレをぽいぽいと車外に放り出す。

その数30人。

「恐らくは中国の特務機関でしょう。外交カードなりなんなり好きにしてください」

リムシィのその瞳は、機械の瞳は、捕らえた者などどうでもいいと言わんばかりだ。

「では私とアルディのボディは建造に回しますので」

アルディとリムシィが本体を残し全て建造へ戻っていった。

「では我はこの武装勢力を見張っておこう」

「私の仕事を信用しないと?」

「そうではない。万が一である。第一信用していなければ我以外の我を戻したりはしない。そうであろう?」

「今はその言葉で納得しておきます」



そして、その日の内に三基のJPlevelMHD反応炉が完成した。

翌日から試験通電を開始した三基は、見事東京の電力を賄って見せた。

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