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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第5話:Central highway
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インの背中に命中する。

「ぐっ!?」

「インフィニティーギグ…高いホーミング性を持ったロケットパンチだ。」

「ああ…確か、ロケットパンチ系の兵装を持ってたね…」

セイバーを杖がわりにして立ち上がるルイン。

「それにしても君らしくない戦い方だね。普段の君なら、圧倒的な火力で敵を捩じ伏せる戦いをするのに、随分と控えめな攻撃ばかり…大方、捕らえられた時のままなんでしょう?」

充分な補給はされておらず整備も特にされてはいないのかもしれない。

実弾を多用するVAVAの兵装は整備を怠るとリスクが大きく、最悪の場合は暴発して自身を破壊してしまう。

「ふん…あのシグマも随分といい趣味をしていたということだ。」

「ああいうのは性悪って言うんだよ」

「違いねえ」

脚部が展開し、今度はボムではなくバーナーの炎がルインに迫る。

それを横にかわしてバスターをチャージし、ダッシュで一気にVAVAとの距離を詰める。

戦闘でルインが最も多用する手だ。

避けきれないと悟ったのか、VAVAは全身から冷気を放ち始めた。

「フローズンキャッスル!!」

VAVAが体の表面に薄く硬い氷を纏うとチャージショットは直撃したが、氷の鎧によって威力の大半は殺されてしまった。

「……君、そんな兵装を持ってたっけ…?」

「ふん…あのペンギンのデータを参考にしてな。こいつもハンター時代には使わなかったからお前が知らないのも無理はない。お前が来るのは分かっていたからな、用心するに越したことはない。即興にしては中々の出来だろ?」

驚愕しているルインを嘲笑うように言うVAVA。

「(ちょっとやばいかな…?)」

表情には出さずにルインは何とかこの場からの離脱を考える。

「逃げようとしても無駄だルイン。今の俺からは逃げられん!!スピードデビル!!」

次にVAVAは全身に薄く空気の層を纏う。

次の瞬間、VAVAが凄まじい速度でルインとの距離を詰めて拳を繰り出してきた。

VAVAの最強のロケットパンチ系の兵装・ゴールデンライト。

それをまともに受ければただでは済まない。

何とかそれを間一髪でかわすが、ヘッドパーツの一部が粉砕される。

「…っ、全身に薄く空気の層を纏うことで空気抵抗を軽減して、移動速度を向上させたんだね?」

「ご名答。イーグリードのデータを参考にさせてもらった。こちらも即興だったが悪くない」

「…どんな天才だよ君は?」

「当然だ。俺はVAVA、シグマを倒し、最強のレプリロイドとなる者だ」

「そう、嫌いじゃないよ?君のそういうとこ…でも私ばかり見ていてもいいの?」

「!?」

殺気に気付いたVAVAは横から放たれた紅い
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