暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第5話:Central highway
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に使っていた頃より威力が僅かに落ちていることにVAVAは苛立つ。
「まあいい、このイレギュラー共の動きから察するに暴動でハンター共の戦力を分断してエックスを追い込む手か…恐らくどこかにエックスがいるはずだが…」
少なくともそこらのメカニロイド程度にはやられはしないだろう。
甘ちゃんではあるが実力はそれなりにある。
「さて…エックスを捜す前に…」
右肩のキャノン砲から砲弾を放って、ロードアタッカーズの車を搭乗者ごと粉砕する。
「軽いウォーミングアップでもするか!!」
VAVAは留置されていた期間のブランクを感じさせない動きでメカニロイド等の雑兵を破壊していく。
おまけに武装もまともな整備がされていないのにも関わらずだ。
「大分体が温まってきた…ウォーミングアップはこれくらいでいいだろう…」
しばらくして最後のメカニロイドを殴り砕いて目の前のレプリロイドを見据えるVAVA。
「最後はお前だ。レプリロイドの可能性さんよ」
シグマの狙いであり、かつての同僚のイレギュラーハンター・エックスがVAVAの目の前にいた。
「VAVA!?ここで何をしている!?」
「ようエックス。何を仕出かしたのか知らんが随分とシグマに気に入られたようだな。シグマの掌の上で踊らされている気分はどうだい大将?」
「シグマだと…貴様もシグマの反乱に加わっているんだな!?」
「ふん…まあ、今のところはな。いずれは奴もこの手でぶっ潰すがな……」
「………」
「シグマは随分と面白いことを言ってたぜ。お前にはレプリロイドの可能性があるとな。そして秘匿されていたお前のスペックデータ…その力を見せてもらうぞ!!」
「可能性…?シグマのように何を訳の分からないことを!!VAVA、お前を拘束する!!」
エックスがショットを放つよりも早く、VAVAがエックスに向けてバルカンを放った。
危なげなくエックスはそれを横に動いて回避してみせる。
「反応速度は中々だ。」
「この……っ!!」
エックスはVAVAとの距離を保ちながらチャージショットを放った。
「バスターの威力も精度も申し分ない。だが、スタッガーとの決闘の時に見せた力はそんなもんじゃなかったはずだ。お前の持つ全ての力を見せてみろ!!」
チャージショットをかわしながらキャノン砲の砲弾を放つとエックスに炸裂し、吹き飛ばす。
「ぐっ…」
VAVAとエックスでは戦いの条件が違いすぎる。
ただエックスを破壊しようとするVAVAと迷いを抱えながらも拘束を目的としているエックスとでは攻撃にも差が出る。
「この程度か…ならがっかりだぜエックス!!」
肩部、腕部、脚部の全兵装を展開し、現時点での全火
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