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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百七十話
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…」
「だったらもう少し外面をよく…ふむぐぐぐ……」
「なにか言ったかなー? いっ君ー?」
「んむっ? むー!」
一夏の顔に胸を押し付けるとふみょんと形が変わる。
「やぁん…そんなにお口動かしたら…」
「子供の前だぞ」
箒が姉に対し、サイオン弾を射つ。
「いったぁぁい! いっ君箒ちゃんがいじめるのぉー!」
「はいはい。後でちゃんと虐めてあげるから」
「わーい!………………………んん”!?」
束が首を傾げる。
「まぁ、それはそれとして…エレン、リム。パーティーには早くないか?」
一夏が指差す時計は8時を示していた。
一夏が一堂を集めたのは10時半だ。
「お兄さんを愛でに来ました」
「お姉ちゃんを啼かせにきたよー」
「あ、そ……」
一夏が二人の足元から上に順に視線を移す。
「寒くねぇの?」
「リムが魔法で熱を起こして」
「エレンが魔法で暖気を閉じ込めて来ました」
二人が両の人差し指を掲げる。
右手の人差し指にはサイコEカーボンのリングが。
左の人差し指には指輪型CADが嵌まっている。
サイコEカーボンリングは束が用意した物で、CADリングは一夏が作った物だ。
IS技術の応用で、子供の指輪サイズに思考操作式汎用型CADの機能を組み込んでいた。
中身は生活系魔法がほとんどで、攻撃魔法はたった五つだ。
「ふーん……二人だけで来たのか?」
「そうですよ?」
「はぁ…いや、まぁ…どうせシルヴヴァインの誰かがついてるか…」
「あ、それなら巻いたよ」
「何してんだお前ら!?」
一夏が大急ぎでウィンドウを開き、メッセージを打つ。
「もうするなよー」
「はーい」
そこで再び家のチャイムが鳴った。
「ん…神原か」
「わかるのか?」
「気配でな」
一夏がトコトコ歩いて玄関へ。
がチャリとドアを開ける。
「ッ……!」
一夏が一気に飛び退き、廊下の突き当たりの壁に着地する。
前方にファランクスを展開し……跳躍。
相対するは……黄色いレインコート。
雨合羽の悪魔の拳とファランクスが激突する寸前。
一夏がピタリと空中で制動する。
「悪趣味が過ぎるぞ神原」
「なんだわかってしまうのか……。せっかくご主人に色々責任を取って貰おうと思っていたのに」
神原がレインコートのフードを脱ぐ。
「やぁ。トリックオアトリートだ」
一夏は少し思案し………
「おい…………パイ食わねぇか?」
右手にパイを量子展開し、神原の顔に叩きつけた。
「ふべっ…!?」
「ちゃんと顔洗えよ」
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