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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンXorイレギュラーハンターX
[ロックマンX編]プロローグ:転生
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あの…本当に出来るんですか?」

エックスとゼロと言った主人公クラスとなると本当に出来るのか疑わしく、半信半疑な態度を取ると女神は頬を膨らませる。

「勿論。早速転生を始めるよ?どんな姿がいい?」

「えっと…ZXのロックマンモデルZXの姿で…ZXAのロックマンモデルAもいいけど同性の主人公ではあれが好きです」

「OK。それじゃあ…君のレプリロイドとしての名前は“ルイン”姿はZXのロックマンモデルZX…おまけとしてモデルX以外の形態になれるようにしてあげる…」

「…本当?」

「本当です。だけど、何かのきっかけが必要になるよ。」

「それで充分ですよ」

女の子の身体が光に包まれ、光が消えた時には、ロックマンZXに登場するロックマンモデルZXと同じ姿をしたレプリロイド“ルイン”がいた。

「じゃあ、新しい人生楽しんでねルインちゃん。またね〜」

「え!!?あ、ちょっと…」

「あ、そうそう、転生の代償に、君の記憶の大半が失われるから」

「それをもう少し、早く言って…」

そして、ロックマンXの世界。

研究所から気晴らしのために散歩をしていた老人は1体のレプリロイドが倒れている姿を発見した。

「これは…!!?」

朱の細身のアーマーに金色の髪のレプリロイドは自分の友人に似ていたのもあって急いで、彼女に触れる。

「ん…」

「おお、目を覚ましたか。大丈夫か?」

意識が完全に覚醒していないルインは声のする方を向くと、そこにいた老人に目を見開いた。

その人物は発見されたエックスの設計思想を流用し、世界で初めてレプリロイドを開発した天才科学者であるDr.ケインであった。

「大丈夫じゃ、お主に危害を加えたりはせんよ」

目を見開いているルインを見て、怯えられていると思ったのか、ケインは安心させるように笑顔を見せる。

「あ、はい…」

笑みを浮かべて頷き返すルインにケインも満足そうに笑みを浮かべた。

「お主、一体何があったのじゃ?どうしてここに倒れておったんじゃ?」

「あ、はい…私はルイン……私は…私…は?」

「どうしたのじゃ?」

徐々に表情が固くなり、突如頭を抱え始めたルインにケインも表情を険しくする。

「わ、分からない…何で…?」

必死に過去を思い出そうとしても以前の記憶が殆ど思い出せない。

かつての自分も…友人も…家族でさえも。

「もうよい!!すまんな…辛い思いをさせてしもうた…」

頭を抱えるルインを見て、申し訳なさそうに言うケインにルインは首を横に振る。

「お主、行くところがないならわしの所に来ぬか?」

「え…?」

どう見ても怪しいレプリロイドである自分に優しい言葉をかけてくれた
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