第80話
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自己紹介を聞くとリィン達に加えてリウイ達もそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「あ、”愛人”!?」
「…………まあ、厳密にいえば違いますが、似たような存在ではありますね。」
「いやいや、全然違うから!カーリアン様はれっきとしたリウイ陛下の側妃だから!す、すみません…………生徒達が陛下達に無礼な口を…………」
カーリアンの言葉を真に受けて驚いているユウナにアルティナはジト目で指摘し、慌てた様子で二人に指摘したリィンはリウイ達に謝罪をした。
「別に構わん。―――それよりも、何故お前達がこんな時間でわざわざ歓楽街にいる?まさかとは思うがこれもお前達新Z組の”特務活動”とやらの一環か?」
「しかもカジノから出てきたわよね〜?もしかして生徒達にギャンブルを教えていたのかしら♪」
「ア、アハハ…………これには色々と複雑な事情がありまして…………というか、わたくし達の方こそ、カーリアン様達が何故こちらにいらっしゃるのかを訊ねたいのですが…………」
リウイに続くようにからかいの表情で問いかけたカーリアンの問いかけにセレーネは苦笑しながら答えを誤魔化した。
「”カーリアン”…………?あ、もしかして貴女がカーリアンお祖母ちゃん?」
「ブッ!?」
「ゲ、ゲルドさん!?」
「誰がお祖母ちゃんよ!?その白い髪…………貴女がリウイ達の話にあったリウイ達の養子の一人になったゲルドって娘なんでしょうけど…………何で私の事をお祖母ちゃんなんて呼ぶのよ!?」
カーリアンの名前を聞いてある事を思い出したゲルドの問いかけにその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中リィンは噴きだし、セレーネは表情を青褪めさせ、カーリアンは顔に青筋を立てて声を上げてゲルドを睨んで問いかけた。
「え?リフィア義姉さんが私の事を”妹”扱いしてくれていて、リフィア義姉さんが”カーリアン”っていう名前の肌を凄く露出している女性はリフィア義姉さんのおばあちゃんだから私もその人に会ったらそう呼べって…………」
「やっぱり元凶はリフィアね!次に会ったら覚えておきなさい…………!――――それと、私の事は普通に名前で呼びなさい!私はまだそんな年じゃないわよ!?」
「やれやれ………――――新Z組の他にもいるそれぞれの”立場”の者達とこんな時間にここに来たという事は…………大方、このフォートガードで暗躍している西風、星座、ニーズヘッグ、そして”北”の残党共の動きを調べるためといった所か?」
ゲルドの答えを聞いて顔に青筋を立ててある人物の顔を思い浮かべたカーリアンはゲルドに指摘し、カーリアンの”実年齢”を知っているリウイ達やリィン、セレーネはカーリアンのゲルドへの指摘を聞
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