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人理を守れ、エミヤさん!
円卓の衛宮
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影頼む。いやぁーっ、まさかアーチャーが来てくれるなんてなぁー、助かるわ! いやほんと。じゃ、後頼んだぜ。じゃあな」
「なん……だと……?」

 衛宮はポン、と弓兵の肩を叩いてさっさと食堂から去って行った。
 紙面には、螺旋剣が一日何本、赤原猟犬が一日何本――等と事細かに投影宝具量産の要請が書き込まれてあった。
 思わずエミヤは切嗣を見た。赤いフードを退けて、彼はやや哀れむようにしてエミヤに言った。

「お手並み拝見だ、本物のエミヤさん」
「……」

 切嗣はそれっきり、エミヤから視線を切って食堂から立ち去っていく。
 一人残された彼がホワイトボードを見ると、そこには何時の間に書き足されていたのか、議題2の所に『マスター命令は絶対』と記されていた。

『これで負担が減るヤッフゥゥゥウ!!』

 衛宮の歓喜の雄叫びがエミヤの耳に届き、

 この時、エミヤの中に殺意の波動が芽生えたのだった。







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