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天狗の作者
第三章
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になるか」
「駄目か?」
「駄目だろ。しかしあれだな本名は一つでもな」
「ペンネームや芸名は幾つあってもいいんだな」
「そうだな、大佛次郎もそうでな」
 寿福は飲みつつ神妙な顔になり述べた。
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