第一章
[2/2]
[9]前 最初 [2]次話
帝であるヨーゼフ二世はその色白で面長そして高い鼻とやや下に突き出た顎というハプスブルク家独特の特徴も見られる整った顔で宮廷の者達にこんなことを言った。
「イタリア語の音楽、歌劇があるが」
「というか音楽や歌劇はイタリアでは」
「何といっても」
「あの半島のものです」
「そう言うが神聖ローマ帝国人の音楽家もいる」
このことを言うのだった。
「そうだね」
「それはそうですが」
「ですが主流ではありません」
「主流はやはりイタリア人です」
「そのことは変わらないです」
「今のところはね。神聖ローマ帝国人の音楽家が増えて」
そしてと言うのだった。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ