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吸血鬼になったエミヤ
033話 日常編 士郎としての過去と仮契約
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『アインツベルン…!』
『ええ、そうよ。トオサカの当代。それじゃもういいよね?やっちゃえ、バーサーカー!』
『■■■■■■■―――――――!!』

そこからは撤退戦で墓地まで逃げてきてセイバーは善戦するが決定打を決められずにいると突如として士郎は殺気の視線を感じセイバーをかばう様に飛び出す。
そして炸裂するアーチャーの矢。それはバーサーカーを一度貫き殺す事に成功する。
イリヤは驚きの表情をしているがそれだけでバーサーカーの正体をいう。
バーサーカーはギリシャの大英雄であるヘラクレス。宝具である十二の試練(ゴッド・ハンド)の能力で十二回殺さなければ倒せないというもの。
その日は気まぐれかイリヤは撤退していった。
そして凛とは共闘戦線を張る事が決まり衛宮邸に駆け込み師匠としてやってきた。




《ちょっと長いから少し早送りな感じで映像を流していくわね》

そこでシホのそんな言葉が聞こえてくる。




言葉通り場面はいきなり飛んだ。

―――その後にライダーとの死闘を辛くも勝利したが、キャスターによりセイバーを奪われてアーチャーすらも裏切ってしまった事。
―――イリヤと共闘しようとアインツベルン城に向かったが、そこで現れた第八のサーヴァント『英雄王ギルガメッシュ』。
―――イリヤは救えたもののバーサーカーはやられてしまった事実。
―――己の未来の可能性存在だという事が発覚したアーチャー…『英霊エミヤ』との死闘。
―――死闘の際、剣を打ち合う度に自身に流れ込んでくるエミヤの知識と経験、そして守護者としての永遠の殺戮の記録…そして、それを乗り越え真に見つけられた本当の道。
―――黒の聖杯に染まった後輩『間桐桜』の変貌した姿。そしてやられたサーヴァント達が黒く染まり襲い掛かってきた。
―――対抗するためにイリヤと凛の協力の元、宝石剣を投影したが自身にしか使えないものを作り上げてしまい一時的に「 」に繋がってしまって第二魔法を会得してしまった事。
―――そこに大師父が現れ、代わりに自身の宝石剣を使えと貸し与えてくれた事。
―――ギルガメッシュとの戦いの折、イリヤによる魔力供給によって発動した私の本当の魔術。
―――桜とその姉である遠坂による戦いで桜を助け出すことが出来たこと。
―――言峰綺礼との聖杯をかけた最後の戦い。
―――最後にセイバーによる宝具の開放で大聖杯の完全破壊。
―――そしてたくさんの死人が出たものの、それでも最小限に止められて永遠に消えていった聖杯戦争。そしてサーヴァント達。
―――これですべて終わったと思った半年後に起きた約束の四日間の奇跡。
―――それによって受け継がれた本来ありえない者達との平和な生活の記憶と、ある一人のすべての呪いを背負わされた男の決意の記憶。
――
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