033話 日常編 士郎としての過去と仮契約
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ようとしたが音を出してしまい校舎の中まで逃げたがランサーのサーヴァントに追いつかれ心臓を槍で貫かれてそこで一度記憶は暗転する。
そして目を覚ましたときには胸の傷はなぜか塞がっていて、とりあえずなのだろうか清掃して自宅に帰った。
しかし暗い家の中、外の警戒用の魔術トラップが鳴り響きまたもやランサーに殺されそうになる。
なんとか成功した強化の魔術で繰り出される槍を受け止めるがそれもすぐに終わり士郎は外の土蔵まで蹴り飛ばされてしまう。
このままでは死を待つしかないという時に土蔵の中の魔法陣が発動してエーテルの風が吹き荒れる。
そこから金色の髪に碧眼で青いドレスに騎士甲冑を纏った女性が現れランサーを土蔵の外に吹き飛ばした後、
『問おう。貴方が、私のマスターか』
『マス、ター…? ッ!?』
突然の苦痛の声で左手の甲を見るとなにかの聖痕が刻まれていた。
『令呪の存在を確認しました。私はセイバーのサーヴァントです。―――これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。―――ここに、契約は完了した』
それからセイバーはランサーを迎え撃つために土蔵から出て行った。
何度か打ち合いランサーは撤退するというがセイバーはトドメを刺そうとする。
そこでランサーは己の宝具を解放する。
『刺し穿つ死棘の槍!!』
一直線に心臓を狙う槍をセイバーは一度避けたがしかし因果逆転の呪いでセイバーに迫る。だがくらったものの必殺には及ばなかったのでセイバーは助かった。
そして今度こそランサーは撤退していった。
そこで一息つけると思った矢先にまたサーヴァントの気配を感じセイバーは傷も癒えぬまま出て行った。
見た先では校舎で戦っていた赤いサーヴァントがいてそのマスターもいた。
セイバーが切り捨てようとした時に咄嗟に士郎が令呪を使ってセイバーを止めてしまった。
その後、赤いサーヴァント、アーチャーのマスターである遠坂凛と話し合いをすることになった。
聖杯戦争の事を聞いた士郎は驚愕していた。
それから監督役の言峰綺礼に会いに行くというので全員で行く事になった。
そして、士郎はこの戦いを止めようと参加を決意する。
『喜べ少年、君の願いはようやく叶う。正義の味方には、倒すべき悪が必要だからな』
言峰綺礼の言葉に士郎は反応した。顔にはなぜそれを…という表情がありありと表れていた。
その帰りに凛からは明日から敵同士よと告げられ別れようとしたその時、
『ねぇ、お話はもう終わり?』
そこには恐怖の体言があった。
白い少女の背後で鉛色の体をした巨体が立っていたのだ。
『こんばんは、お兄ちゃん。これで会うのは二度目ね』
『始めまして、リン。私はイリヤ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』
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