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吸血鬼になったエミヤ
032話 日常編 悪魔襲撃(後編)
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て願わくば魔法と関わりを持つという事のその本質を見抜いて行動して。ただただファンタジーの世界の出来事だと思っていると私みたいに足元すくわれちゃうから」

それに全員は頷いた。どうやら分かってもらえたようだ。

「うん。それならよしね。エヴァ、ちょっといい?」
「ん? なんだ?」
「小太郎を学園長に合わせに行こうか。いつまでも無法滞在させておくわけにも行かないからね」
「そうだな」
「ってわけで小太郎。私達についてきなさい。かけ合ってみるから」
「おう! シホの姉貴!」
「あ、姉貴って…まぁいいわ。それじゃ楓、みんなの着替えを手配してくれる?」
「了解でござる」

それからシホ達はネギ達と別れて学園長室に向かっている最中、

「なぁなぁシホの姉貴! あんたは吸血鬼の真祖で強いんやろ?」
「え? まぁこれでも人間の時から『剣製の魔法使い』とか言われていたからそこそこの腕はあると思うわよ?」
「お! こりゃまたビッグネームやな。俺も話し聞いたことあるで」
「ちなみに私は『闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)』のエヴァンジェリン・A・K・マクダゥエルだ」
「あんたも真祖かい。二人も真祖がいるなんて麻帆良は魔窟か?」
「あながちそうかもしれないな」
「そうね。他にも強そうなのは色々いるし」
「うー…こっちにいさせてもらえないかかけ合ってみるか? ネギもおるしアスナや刹那、楓姉ちゃん達もおるから強そうな奴がたくさんや。楽しめそうや」
「ふふ…それじゃまずはおそらく脱走だろう件は謝らないとね」
「うっ!…あたっとる」

それで笑いが起きた。

その翌朝、小太郎の願いは叶い麻帆良にいてもいいという事になりすぐにネギに会いにいって、そこでネギは『魔法拳士』になることを決めたのだった。



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