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吸血鬼になったエミヤ
028話 日常編 父の手掛かりと竜と喧嘩
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ていた。
次にエヴァが木乃香に伝言があるという。

「詠春からの伝言だが真実を知った以上魔法について色々教えてやってほしいとのことだ―――確かに京都での操られたとはいえあれだけの妖怪を召喚し、さらにぼーやの石化を癒したお前の力はもし望むなら偉大なる魔法使い(マギステル・マギ)を目指すことも可能だろう」
「マギ…それってネギ君の目指しとる…?」
「ああ、お前のその力は世のため役に立つかも知れんな。考えておくといい」

エヴァの言葉にこのかは「むむむ…」と唸りを上げていた。

「次はぼーやだ」

エヴァは話を続ける。
これからの修行方針を決めるとの事でまず、



・『魔法使い』
前衛を従者に任せ自らは後方で強力な術を放つ安定したスタイル。

・『魔法剣士(拳士)』
魔力を付与した肉体で自らも前に出て従者と共に戦い“速さ”を重視した術も使う変幻自在のスタイル。



この二つをエヴァはネギに進めた。
ネギは少し考えるように顎に手を添えて「一ついいですか?」とたずねる。

「シホさん達にも尋ねたいんですけどサウザンドマスターのスタイルは?」
「「「魔法剣士だ(ですよ)(ですねー)」」」

エヴァ、シホ、タマモが同時にそう答える。

「私やあの白髪の少年の戦いを見ればわかるように強くなってくればこの分け方はあまり関係なくなってくるな。
貴様、やっぱりといった顔になっているぞ。ま、どうするかはゆっくり考えるがいい」

伝える事は伝えたのかエヴァはこのかに話があるといって下に下りていった。
その間、ネギは中国拳法の修行をしていた。
いくつもの技の練習をしながらも、

「ふぅ…でも拳法じゃドラゴンには敵わないだろうしなー…でもシホさんって素手で殴って吹っ飛ばしていましたよね?」
「ええ。魔法世界ではそれはもう何度も相手をしましたから」
「すごいですねー…。でも『魔法使い』に『魔法剣士』かあ…アスナさんはどっちがいいと思います? あ…」

そこでネギはアスナと喧嘩している事を思い出し「うわーん」と涙目になっていた。

「立ち直りがはえーと思ってたら…」
「忘れていただけみたいですね」
「夢中になりすぎるのも考え物ですねー」
「まぁ長所であり短所でもあるっていったところかしら?」

と、そこに茶々丸がお茶を持っていつの間にかいた葉加瀬と一緒に歩いてきた。ちなみに葉加瀬が協力者だというのはシホは事前に知っていたので驚いていない。
そしてそこから葉加瀬が一緒に喧嘩になった理由を探す手伝いをするということになり茶々丸の録音していた喧嘩の音声をプリントアウトして皆で見る事にした。
ちなみにそれを見ていたのはシホ、タマモ、刹那、茶々丸、チャチャゼロ、葉加瀬でカモはふと(女心とかわか
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