028話 日常編 父の手掛かりと竜と喧嘩
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思ってたなんて知らなかったわ! ガキ!! チビ!!」
「アスナさんの方こそ大人気ないです!! 怒りんぼ!! おサル!!」
そしてネギはこの後にアスナに言ってはならない事を言ってしまって、
「この…! 来たれ――――」
「はうっ!?『風盾』ッ!」
ネギはなんとか防御魔法を展開しようとしたのだが、
「アホーーーーーッッ!!!!!」
「はうーーーーーっ!!」
ネギは障壁を張ったがハマノツルギの前では紙切れも同然のごとく砕かれ吹き飛ばされてしまった。
アスナは一瞬、表情が「しまった」という風になるが意地になってしまっている為そのまま走り去ってしまった。
「…ったく何バカやってんだ、ガキどもが。まぁいい。ぼーやと近衛木乃香…お前達には話がある。帰りはウチに寄っていけ」
◆◇―――――――――◇◆
エヴァ邸に場所を移してエヴァによる魔法講座が開かれていた。
「ぼーやとこのかの魔力容量は強大だ。これはトレーニングなどで強化しにくい言わば天賦の才、ラッキーだったと思え。
まぁ後天的で言えばシホはそれに該当するな。人間だった頃もそれは高かっただろうがぼーや達には及ばなかった、が真祖になり魔力容量が増大したからな」
「はー…やっぱりな」
「はい、やはりといった感じですね」
聞いていたカモと刹那が答えていた。
「ただしそれだけではただデカイだけの魔力タンクだ。使いこなすためにはそれを扱うための『精神力の強化』あるいは『術の効率化』が必要になってくる。どっちも修行だな」
「シホ様は精神力が人のそれを越えていますから夕方の魔法の射手も平然と打ち出せたのですよね」
「うむ、その通りだ。ちなみに『魔力』を扱うためには精神力を必要とし『気』を扱うのは体力勝負みたいな所があるんだが―――…そろそろ怒ってもいい頃合だよな?」
「エヴァのお好きなようにしたらどう…?」
シホの了承の言葉についにエヴァはきれた。
「ぼーや! 近衛木乃香! 貴様ら人の話を聞かんかーッ!!」
端のほうでアスナを怒らせてしまった事に対していじけているネギとそれを慰めているこのかの姿がそこにあった。
「まったくそんなにうじうじしているといい加減くびるぞ、ガキが!!」
「うう…でもアスナさんが…」
「フン…貴様らの仲違いは私にはいい気味だよ。お前と明日菜のコンビには辛酸を舐めさせられているからな。いいぞ、もっとやれ」
「あうう…」
「まぁ自業自得という事で諦めちゃいなさいな♪」
「コラコラ、タマモ。子供を追い詰めるんじゃないの」
タマモがネギを面白半分にからかいそれをシホが抑えているという光景にもネギは反応が薄かった。シホはこれは重症だと思っ
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