028話 日常編 父の手掛かりと竜と喧嘩
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端、
ガシャーーーーーンッ!!
結界はもろくも決壊した。
「アホかー! 割る事はないだろう!? あれを張るのも時間かかるんだぞ!!?」
「さっきネギ先生に貫いてみせろとか言ったのはどこの誰よ!!?」
おもわずシホとエヴァは言い合いを始めてしまった。
それを見ていた一同は、
「すげー…」
「すごい…」
「今のネギ先生では到底真似出来ない芸当ですね」
「っていうかあれ普通に兵器並みの威力持っているんじゃない?」
「再度、驚かされましたです…」
その後幾分冷静になったエヴァはシホを指差しながら、
「…まぁあいつみたいに魔力の扱いがしっかりしていれば倒れずに済む。だから精進しろ」
「はいマスター! あの、ところでドラゴンを倒せるようになるにはどれくらい修行すればいいですか?」
「何?…もう一回言ってみろ。なんだって?」
「だからドラゴンを…」
「ほうほう、ドラゴンをなぁ………、アホかー!!」
「ぺぷぁ!?」
本日二度目の「アホかー!」を鉄拳制裁込みでネギに叩き込むエヴァの姿がそこにあった。
「ねぇドラゴンって何の話…?」
「それはですね、信じてもらえるか分からないのですが…」
「……………」
アスナが夕映に問いかけている光景をシホは無言で見ていた。
それからは解散となり帰る者もいる中、ネギとアスナは向かい合っていた。
「……………聞いたわよ。私に内緒で昨日図書館島に行ったでしょ」
「えっ!? あっ、いや、えーとそれは………!!」
「…なんで私を連れてかなかったのよ?」
「いえ、それはどんな危険があるかわかんなかったし…」
「それも聞いた! ドラゴンだが知らないけどなんかスゴイのがいたんでしょ?
危ないじゃない!? 何で私に言わなかったのよ、このガキ!」
「―――アスナさんは元々僕達とは関係ないんですからいつまでも迷惑かけちゃいけないってちゃんと考えて僕―――…」
「――――――かっ、関係ないって今更なによその言い方!! ネギ坊主――――!!!」
「わわわアスナさん!? いえ僕は無関係な一般人のアスナさんに危険がないようにって」
「無関係ってこの………!! 私が時間無い中わざわざ刹那さんに剣道習ってるのなんでだと思ってたのよ――――っ!!」
「えええ!? そんなの別に頼んでないです! なに怒ってるんですかアスナさん!?」
そんな二人の様子をエヴァ達は見ながら、
「なんだあれは?」
「ケンカのようで」
「あのお子ちゃま、シホ様のいった事を実践しようとしているのですかねー?」
「あの様子じゃもうどうにでもなれよね、はぁ…」
シホ達はそれで呆れていた。
「何でって………これだからガキは!! あんたが私のことそんな風に
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