028話 日常編 父の手掛かりと竜と喧嘩
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いた場所は木々が生い茂っているが巨大な建造物がありそこには大きな扉があった。
「こんな地下にこんな場所があるなんてね」
「驚きです」
『そうですねー』
見るとネギ達は感動しているようで辺りを捜索しているようだ。
「…ん? なにかの気配がするわ。これは…魔法生物の気配?」
『シホ様、あれを!』
「!?」
シホ達が目を向けた先には竜がのどかと夕映の頭に涎をたらしている光景があった。
「茶々丸は二人を救出して! 私は足止めをしておくから!」
「了解しました」
そしてのどかと夕映が潰されそうになる前に茶々丸が救出し、シホは竜を殴り飛ばした。
殴り飛ばされた竜は地面を削りながらもシホに標的を絞った目つきで襲い掛かってきていた。
「シホさんに茶々丸さん!?」
「ネギ先生、私達はここから脱出します。シホさんはその間、足止めをしていくとの事です」
「で、でも…」
「シホさんに問題はありません。さぁ、いきましょう」
「は、はい!」
ネギ達が脱出していった後、シホはその手にグラムを投影して、
「さて…別に倒してしまっても構わないけどなにかを守っているようね?」
「グ、グルァ…!」
竜はグラムの魔力に怖がりたたらを踏んでいて近寄ってこない。
―――あまり門番であるその子を怖がらせないでください。
そこに中性的な男性の声が響いてきた。
その声にシホは聞き覚えがあり試しにという思いで、
「あなたがここにいるなんてね…学園長も知っているんでしょうね? アル」
「ふふふ…お久しぶりですねシホ。それにキャスターも憑依しているようで…」
そこには白いフードをまとった中性的な顔をしている男性、アルビレオ・イマが立っていた。
「ええ、久しぶりねアル」
『久しぶりですねー』
「かれこれ二十年ぶりでしょうか…ナギの息子さんが来たと思いましたら今度はあなた達が来るとは思いませんでした」
「ま、今はネギ先生の生徒兼見守り役をやっているからね」
『はいです』
「そうですか。…吸血鬼になられたと聞きましたが…大丈夫ですか?」
「ええ。もうしょうがない事だしね。それよりナギが残した手掛かりの場所にいたのがあなただったとは…エヴァは知っているの?」
「いえ、学園長と特定の人以外は知りません。私はここで十年前から療養しているのですよ」
「療養、ね…まぁいいわ。それじゃそろそろネギ先生達が心配すると思うからお暇するわ」
『失礼しますねー。あ、アル、後で色々とお話しましょうね♪』
「ええ、キャスター。私は基本ここにいますからまだネギ君やエヴァンジェリンなどにばらさないのでしたら会いに来ても構いません」
「ええ、それじゃまた」
シホはアルに別れの言葉を言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ