028話 日常編 父の手掛かりと竜と喧嘩
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「あれ? 夕映ちゃんに本屋ちゃん」
「アスナさん…実はネギ先生に内密の話があるのですが」
「?」
「……………」
茶々丸はその話をじっと聞いていた。
◆◇―――――――――◇◆
翌日の朝の事、シホは全快(別に昨日の午前のうちには痛みも完全に引いていたがタマモが看病するといって譲らなかった)したので朝早くタマモと共に一緒に学園近くを歩いていた。
「んー、一日ぐっすりしていたから休みすぎたかな?」
「そんなことはありませんよー。いつもシホ様は無茶が過ぎるんですから私めが見ていないと」
「ははは…手厳しいわね。…ん?」
「どうしましたかシホ様?」
シホの千里眼があるものを捉えていた。
「ネギ先生にのどかに夕映? それに後をつけているのは茶々丸…?」
「お子ちゃまがどうしましたか?」
「いや、ネギ先生が杖で夕映とのどかを乗せてどこかに飛んでいっているのよ。そして茶々丸がそれを後から追っているの」
「やー、なにかあるんですかね? 付けてみます?」
「そうだね。タマモ、久々に融合しよっか」
「あ! はいです♪」
タマモが嬉しそうに笑うと光の玉へと姿を変えてシホに憑依した。
「今回は空を飛ぶだけだからランクの低い剣でいこうか」
『はいです』
「全回路、全て遠き理想郷へと接続」
『接続しちゃいます』
「―――投影開始」
「アゾット・メ・ゾット・クーラディス…魔力変換開始…術式固定完了、術式魔力、待機! 全魔力掌握完了!!」
風の属性の剣の魔力を体に纏って空へと飛翔した。
そして茶々丸のところまで一気に追いついた。
「! シホさんですか? お早うございます」
「ええお早う。それよりどうしたの茶々丸? ネギ先生を追っているようだけど」
「はい。なにやらお父様の手掛かりを見つけたようでその場所へ向かっているようですので心配になりついてきました」
「そう。でも確かのどかはともかく夕映は魔法の存在は知らなかったと思ったけど?」
「ばれたのでしょう」
「そう…(あれほど一般人は巻き込まないように言っておいたのにな…)」
シホが少し残念な気持ちになっていたが気持ちを切り替えてネギ達の後を追った。
そしてたどり着いた場所は、
「図書館島?」
「そうですね」
「あそこのエレベーターから入っていったようね。タマモ、もう飛ぶ必要はないから解除しようか?」
『いーえ、もう少し憑依させてもらいます。いざという時がありますから』
「わかったわ」
そしてシホ達もエレベーターを使い降りていきネギ達の後を追っていくと着
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