027話 日常編 弟子入りテストと覚悟
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態で不意打ちの拳を浴びせたが、簡単に受け止められさらに地面にいつの間にか横にされ腕を思いっきり握り締められて腕ひじきを受けていた。
「イタタタタッ!?」
「あ、ごめん。咄嗟だったんでつい…」
「イタタ…いやー、すごいアルな。不意打ちをしたつもりが倍返しされてしまったアルよ」
それを見ていたネギ、アスナ、刹那は、
「今のどう見た? 刹那さん…」
「見事な捌きでした。あそこまでやられてしまうと悔しいを通り越して感服の思いでしょう」
「シホさん…やっぱり強いですね。くー老子の攻撃がまったくきかなかったなんて僕、勝てるんですかね」
「それはネギ先生の気力次第ですよ。条件をよく確認することですね」
「! はい!」
「それじゃ今夜、待っていますから」
シホはそれだけ伝えるとすぐにその場を去っていった。
◆◇―――――――――◇◆
そして深夜0時の時間になりエヴァの家の近くの森で、
「ネギ・スプリングフィールド、弟子入りテストを受けに来ました!」
ネギがアスナ、刹那、木乃香、古菲を引き連れてやってきた。
それをエヴァは見て、
「よく来たな、ぼーや。…ふん。一般人は連れてこなかったようだな。もし連れてきていたらこの話は無しにしていたところだぞ?」
「はい、分かっています」
「ならばいい。では早速始めてもらおうか」
エヴァの言葉に無言で佇んでいたシホがネギの正面に無言で立つ。
「シホさん…」
「……………」
ネギの言葉に、しかしシホは無言。ただ始まるのを待っているかのよう。
「ではルール説明だ。事は簡単。シホにお前のカンフーもどきで一撃でも入れられれば合格。その一撃をいれる方法はなんでもよし。ただし手も足も出ずにくたばればそれまでだ」
「…その条件でいいんですね?」
ネギの二ッとした笑みにエヴァはなにかに気づいたがあえて無視を決め込んだ。
「ではシホ。そこそこに相手をしてやれ」
「ええ…アスナ達はエヴァの方に移動しておいたほうがいいわよ。勝負の邪魔になるだけだから」
そこで初めて喋ったシホの言葉に素直に従ってアスナ達は場所を移動した。
移動した先にはタマモ、茶々丸、チャチャゼロの姿が見えた。
「ネギ!」
「兄貴!」
「大丈夫ですアスナさん、カモ君」
「落ち着いていくアルよ」
「はい、くー老師」
「ご武運を」
「がんばりやネギ君」
「ありがとうございます。刹那さん、このかさん」
それぞれから声援を受けながらネギは森の広場に立っているシホの前に立った。
「シホさん、お願いします」
「はい。お相手します、ネギ先生」
臨戦態勢に入ろうとしている二人を見ながらアスナは古菲に、
「ネギは大丈夫だよ
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