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吸血鬼になったエミヤ
025話 修学旅行異変《終》 修学旅行の終わり
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都連れ回しの刑とも言わんばかりにネギ先生達を連れまわしたのだった。

「マスター、満足されましたか?」
「うむ、いった」
「やぁ皆さん、休むことは出来ましたか?」

エヴァが観光に満足していると目の前から詠春が歩いてきた。
一同が騒いでいる中、私とタマモ、エヴァ、ネギは後ろを歩きながら、

「スクナの件ですが、再封印は完了しました」
「うむ、ご苦労。近衛詠春。面倒を押しつけて悪いな」
「…あれ? 私は消滅させるつもりで斬ったんだけど仕留め損ねたか…」
「さらっと怖いことを言わないでください、シホ。私達がやっとのことで封印した鬼神なのですよ?」
「それじゃやっぱりゲイボルグとかで心臓を魂ごと破壊したら消滅したかな?」
「どうだろうな…? しかしさらっとでとんでもない宝具の名を上げるなお前は…」
「シホ様、言葉のネジがうっかり緩んでいますよ?」
「おっと、ごめんなさい…」
「まぁいいでしょう」
「シホさんの話も興味がありますが、小太郎君はどうなるんですか…?」
「彼ですか。まぁそれほど重くはならないでしょうがそれなりに処罰があると思います。天ヶ崎千草については…まぁ私達に任せてください」
「できればものすごい呪いをかけてほしー所ですねー。あの眼鏡の高笑いは癇に障りますので〜」

タマモが笑顔でそんな事を言っているのでネギ先生が怖がっているではないか。
まぁ、そんな話をしながらも私達はナギの別荘だという場所についた。
そこは三階立ての天文台で草木も生い茂っていて本当に隠れ家と言わんばかりの様子を体現していた。
しかし中は綺麗なもので本がびっしりと棚に敷き詰められていた。
それにネギ先生は感動しているようで夕映やハルカ、のどかなども色々と本棚を漁っていた。
それにいいのか?とエヴァ。
詠春は故人のものなので手荒に扱わないようにと釘をさしていた。

それから家の中を散策しているネギ先生に詠春が声をかけた。

「どうですか、ネギ君」
「はい。調べたいこととかが色々合って…もっと時間があればいいのですけど…」
「ははは…いつでも来て構いませんよ。鍵は預けておきます」
「よかったですねネギ先生」
「はい、シホさん。ところで長さん…それにシホさんにも、父さんの事を聞いてもいいですか?」
「ッ! ネギ先生、私がナギと知り合いだといつ気づいたんですか…?」
「長さんが僕の身近にお父さんと仲間だった人がいると聞いたときにふと思ったんです。後はエヴァンジェリンさんが言った『魔弾の射手』『剣製の魔法使い』という二つ名…カモ君が気づいてくれたんです」
「そうですか。ばれたなら仕方がない…」
「そうですねー、シホ様」
「ですね、シホ」

詠春ももう気兼ねなく私を名前で呼ぶことにしたようだ。
それで詠春は
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