025話 修学旅行異変《終》 修学旅行の終わり
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なんですか!?」
「一族の掟ですから、あの姿を見られたからには仕方がないのです」
刹那はネギにこのかを頼むような発言をしながら走り出してしまっていた。
ネギはそんな刹那に飛びつき必死に説得をしている。
「ダメですよ! 僕だってみんなにばれたらオコジョになってしまうんですから! それにそんなこと言ったらエヴァンジェリンさんにシホさんは吸血鬼だしタマモさんは狐だし茶々丸さんはロボットなんですよー!」
シホ達はそんな光景を見て、
「あらー。あのお子ちゃまはいい感じに刹那を呼び止めていますねー」
「今はネギ先生に任せようかな〜」
「茶々丸、お茶をくれないか?」
「わかりましたマスター」
四人が暢気に寛いでいる中、未だに続く説得の途中でアスナと木乃香がネギと刹那に飛び掛っていった。
「大変よ刹那さん!」
「せっちゃんせっちゃん大変や!」
話を聞くに詠春が手配した身代わりの紙型が旅館・嵐山で大暴れをしているらしいとのこと。
それで一同は急遽急いで帰ることになったのだという。
皆が帰り支度をし始めている中、
「刹那さん、僕…黙っていますから」
「……………、…仕方が、ないですね。ありがとうございます、ネギ先生。はい、いきましょうお嬢様!」
こうして刹那は皆の場所に残る選択をしたのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・シュバインオーグ
あれから旅館に戻って龍宮と一緒に班のみんなにいなくなった言い訳をした後、朝風呂に入っていた。
私は琳の記憶でしか体験していないが大阪での話しで盛り上がっている中、一緒に話をしていた。
その時、微妙な視線を感じ一緒にお風呂に入っていた龍宮が銃を取り出そうとしていて、同時に私も黒鍵を投影しようとしていたからまだ昨日の戦闘状態が抜けていないと反省していた。
それはともかく正体は朝倉で私たちの裸の写真を取られてしまっていた。
「コラー、なにやってんのよ朝倉!」
「いやホラ、記念写真…班別の」
「盗撮やん!」
「…これは高値で売れるかも」
「売るなー!」
裕奈達が騒いでいる中、私は龍宮と共に、
「危ない…撃つ所だった」
「私も剣を作って投げるところだった…」
「互いにまだ昨日の状態が続いているな」
「奇遇ね。同じ事を考えていたわよ」
それから私は先に上がらせてもらいエヴァとタマモと合流していた。
「そういえばシホ様、先日詠春とアスナがとある悪魔に会ったそうです」
「悪魔…?」
「はい。なんでもシホ様の偽者の人形を用意してきていたらしく、シホ様自身の事も『我が愛しの吸血姫』と呼んでいたらしいです。忌々しいことに…」
「なっ!?」
「もしかしてそいつはシホを・・・
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