025話 修学旅行異変《終》 修学旅行の終わり
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・A・K・マクダゥエルと同じ真祖…分が悪いね。退散させてもらうよ」
そう言ってフェイトは体を水にしてそのまま消えてしまった。
「…幻像か」
「そのようだね、エヴァ」
「今度あったらただではおきません!」
「しかし奴は人形みたいな奴だったな」
「そこら辺は心当たりがあるわ」
「ほう…」
三人が話し合っている中、アスナが青い顔をして、
「シホ…あんた、さっき聞いたけどエヴァちゃんと同じ…」
「ええ。隠していたけど私もある理由でエヴァと同じ真祖の吸血鬼よ」
「マジかよ…シホの姉さんも真祖だったなんて…だから貫かれた腹も瞬時に再生したのか」
「でも…よかった、シホさん…」
ネギは石化での疲労が限界に達したのかその場に倒れてしまった。
「ネギ!?」
「どうしたぼーや!?」
「ネギ先生!?」
「石化、か…」
そこに詠春に木乃香や刹那、楓達がやってきた。
当然ネギの状態に言葉を無くしてしまっている。
茶々丸が言うにはネギの魔法抵抗力が強すぎて石化の進行速度が遅すぎて喉に達してしまえば呼吸が出来ず窒息死をしてしまうというものらしい。
それで一同がどうにかできないか話し合っていると木乃香がおずおずと言葉を上げて、
「あんなアスナ…ウチ、ネギ君にチューしてもええ?」
アスナはこんな時にどうしてというがパクティオーしたらネギは助けられるかもしれないという望みがあるからだと説明される。
パクティオーは対象の潜在能力を開花させるものだというから妥当だろう。
「このか…ネギ君を救ってやりなさい」
「はいな、お父様」
詠春からも言葉をもらい木乃香はネギにキスをした。
瞬間、癒しの光が周辺一体を満たしネギの石化は解除され怪我を負っていた一同の傷も塞いでしまった。
そしてネギが目を覚まし、
「このかさん…? よかった、無事だったんですね」
それを皮切りに一同はネギの生還に大いに喜んだ。
そしてもう夜だというのに宴会が開かれて大いに盛り上がったことを記載する。
◆◇―――――――――◇◆
翌日、シホとタマモ、エヴァと茶々丸で刹那を見送っていた。
「もういくのか? 別れの挨拶くらいしていってもいいんだぞ」
「顔を見れば辛くなりますから、いいんです…」
「掟とか、そんなこと気にすることなんてないのに…」
「そうですよ〜。仕えたい人がいるのなら一生懸命尽くし続ければいいのにー」
「シホさん、アヤメさん。ありがとうございます。…でも、すみません」
「そう…」
刹那が去ろうとしたがその時、ネギの寝ている部屋の襖が思いっきり開かれネギが飛び出してきた。
「刹那さんッ! どこへいっちゃうんですか!? このかさんはどうするつもり
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