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吸血鬼になったエミヤ
022話 修学旅行異変《六》 総本山到着。戦いの始まり
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れねぇ! どうやら姐さんのハリセンは叩くだけで召還された化け物を送り返しちまう代物だ! あの鬼たちを相手にするには最適だぜ!?」




―――――ならその案、私達も混ぜてください。




その時、頭上から声が聞こえてきて全員は「ハッ!」として上を向くとすごい勢いで、シホとタマモ…そして詠春が降ってきていた。

「どうやら無事のようね」
「シホさんにアヤメさん!?」
「長も!」
「どうやってこの竜巻の中に!」
「それより長は石化したはずでは!?」
「アヤメさんもなんか尻尾とか耳とか生えてるし!」
「穴から入ってきたのよ」
「穴って…」

アスナは頭上を見た、竜巻は空高く発生していてどれくらいの距離から入ってきたのかも想像できないほどだった。

「私に関してはシホに救われました」
「シホさんは石化を解くすべを持っているんですか!?」
「はい。まぁ企業秘密ですが」
「私はこの姿が本来の姿です♪」
「そ、そうっすか…。しかしこれで希望も見えてきたぜ!」
「なにを話していたのか知らないですけど、ネギ先生達は早く向かってください。ここは私とタマモがなんとかしますから」
「な、なんとかって外にはいっぱい敵がいるんですよ!?」
「知っています。でもあの程度なら私たちだけで十分です。ね、タマモ?」
「はいです」
「でも…」
「忘れないでください。こいつら以外にも月詠といった神鳴流剣士、狗神使いの犬上小太郎、そして白髪の少年…これだけの敵がこの先に待ち構えているんです」
「あ!」
「そのためには人数は多いに越したことはありません。ですから行ってください。道も私が作ります」
「でも、シホとアヤメさんだけじゃ…」
「大丈夫よアスナ。後から援軍も来る予定だから。片付けたら私たちも向かいます。けど白髪の少年にだけは念を押しますが気をつけてくださいね」
「は、はい!」
「白髪の少年に関しては私がどうにかしましょう」
「よ、よし。作戦はこうだ。シホの姉さん達の力を信じる形になっちまうが、鬼どもを引き付けている間に俺達はこのか姉さんの救出に向かい、白髪のガキは長のおっさんに任せて隙を見て奪還する。
月詠と狗っころはこの際どうにかやり過ごすしかないぜ」
「なんとかなるかも…?」
「なんとかするの…そのためにここまで来たんです」
「…よ、よし。ここらで少しでも勝機をあげるためにもアレ、やっとこうぜ! ズバッとブチュッとよ!」
「あ、アレって?」
「キッスだよキス! 仮契約!」
「「「ええっ!?」」」
「手札は多いほうがいいだろうがよ!」
「ふぅ…カモミール、あなたね…。ま、私はパスするわ」
「私もです。というかシホ様には絶対許しません」
「と、なれば後は刹那の姉さんだけってわけか」
「わ、
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