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吸血鬼になったエミヤ
022話 修学旅行異変《六》 総本山到着。戦いの始まり
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それから二人はシネマ村の一件や、お互いにネギ、このかとに対する気持ちなど後には喧嘩のように言い争っていたり。
それで一応の落ち着きを見せた後、

「あの…神楽坂さん実は…」
「あ、あのー…何か…明日菜でいいよ」
「あ…そうですね。じゃ私も刹那で…、あの…明日菜さん。いろいろと話したいことがあるので…あとでこのかお嬢様と一緒にこのお風呂場に来ていただきませんか」
「え…? うん、いいけど…」

明日菜がなにやら緊張しながら承諾しているとなにやら外からネギと詠春の声が聞こえてくる。
おそらくお風呂に入りに来たのだろう、アスナと刹那は勢いもあって岩陰に隠れてしまった。
そんなことは露とも知らずネギと詠春は話を盛り上がっている。
湯につかりながら、

「この度はウチのもの達が迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
「い、いえ…」

詠春は今回の襲撃に関してネギに謝罪の言葉を言っていた。
そして明日には救援も来て今回の件も解決するだろう旨を伝えた。
それでネギは喜んでいるが、どうしてこのかは狙われるのか聞いてみると、詠春はこのかの事を“切り札”と比喩した。
このかの血筋には代々から受け継がれる凄まじい呪力…つまり魔力を操る力が眠っていて、その力はサウザンドマスター…つまりナギをも凌ぐ程の力を秘めているという。

「つまり、このかさんも魔法使い?」
「はい、そのとおりです。そしてその力をうまく利用すれば西を乗っ取るどころか東を討つことも容易いと考えたのでしょう。
ですからこのかを守るために安全な麻帆良学園に住まわせ、このか自身にもそれを秘密にして来たのですが…」
「そ…そうだったんですか。あれ、ところでサウザンドマスターのことをご存知なんですか?」

ネギにそう指摘され詠春は笑みを浮かべながら、

「何しろ私はサウザンドマスター(あのバカ)…ナギ・スプリングフィールドとは腐れ縁の友人でしたからね」
「え…」
「そして君の身近にも私と同じ人物がいますよ」
「そ、それって…!」

ネギがそれを聞きたそうにするがそこでタイミング悪くこのか達が入ってきてしまい一騒動があったのはお約束。
だが少ししてアスナと刹那の約束はある襲撃者によって破られることになってしまう。




◆◇―――――――――◇◆




Side シホ・E・シュバインオーグ


私は少し前に琳に念話をしてなんとか合流して入れ替わった。

『では記憶を見せますね』
(できるの?)
『はい、では!』

そして流れてくる今日の楽しかっただろう光景。
その中で琳も楽しそうに笑っている光景を見て、すべてを見終わった後、

(これは、なんか悪いな。本当は琳の記憶でもあるわけだし)
『構いません。私も仮
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