018話 修学旅行異変《弐》 西の刺客
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闘集団のことです。きっと護衛についたら厄介な相手になることはあきらかでしょう」
「ええー!? それじゃやっぱり敵って事ですか?」
「はい、ですから彼らにとってみれば私は西を抜けて東についた裏切り者です」
「そういわないの。刹那は木乃香を守りたい一身でこっちについていてくれているんだから誇っていいわ」
「…はい。ありがとうございます、シホさん」
「それってどういうこと?」
「私はお嬢様をお守りする任についています。だからお守りできるだけで満足なんです」
刹那はそう言って笑みを浮かべる。
そしてしばらくしてネギ達は感心したような眼差しを刹那に向けていた。
「よーし、わかったわ! 桜咲さん! さっきのこのかの話を聞いても正直半信半疑だったけどそれを聞いてこのかの事を嫌ってないってわかったから!」
「はい! 誤解も含めて十二分に協力します!」
「神楽坂さん、ネギ先生……」
「それじゃ“3−A防衛隊”結成です!」
「えー? なんか恥ずかしいわね」
「そうですか? ところでシホさん」
「なんですか?」
「正体を知ってから気になっていたんですけど、シホさんって魔法使いなんですか…?」
「んー…近からず遠からず、ですね。一応私も刹那と同じく京都神鳴流の資格を持っていますが魔法も使いますしそれに…」
「それに…なんですか?」
「内緒です。まぁタマモと一緒にサポート要員と思ってくださって結構ですよ」
シホは吸血鬼、それに赤き翼のメンバーだったという点を隠してはぐらかした。
まだ早いかな〜と思った次第のことで。
それからネギは元気が出たのか見回りをしてくるといって出て行ってしまった。
◆◇―――――――――◇◆
ネギ先生が行ってしまったので私はこれからどうするかと考えていると、
「シホさんはこれからどうしますか?」
「これから? うーん、ちょっと屋根の上でタマモと涼んでくるわ」
「なるほど、屋根の上ですか」
「そ、屋根の上。それじゃよろしくね」
「はい」
後ろでアスナが「なんで屋根の上?」と刹那に問いただしているが気にしないことにした。
ふと私の近くに式の気配がするのでその方を見るとちびせつなが飛んできていた。
「あ、ちびせつなですか」
「はい。本体の変わりに私が通信代わりになります。ちなみに自立稼動ですのでよろしくお願いします」
「わかったわ」
「それじゃシホ様、屋根の上にいきましょうか」
「そうね」
私とタマモ、ちびせつなは屋上に来て警備をしていた。
「でもこの調子じゃ詠春に会いに行くのはまだ先かな?」
「そうですねぇー。まずは警備を徹底して行わないとどうしようもありません」
私とタマモがため息をつい
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