017話 修学旅行異変《序》 観光パニック!?
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ていちゃいけないから)」
「(兄貴…)」
ネギの泣きそうな表情に察したカモは賛成した。
だが、
「魔法先生のネギ先生ならどうにかしてくれると思ったのですが」
「ふふっ、まぁまだこれからよ、刹那」
「「!?」」
シホと刹那の会話にネギは背筋が凍る気分になった。
まさか刹那さんだけじゃなくシホさんまで敵!?
その思いが増してしまい予備で持っていた杖を握り締めてしまった。
それに刹那は即座に反応してかかってくる。
「誰だっ!?」
「あ、刹那待って!」
シホの静止の声も聞こえていないらしく大声を上げて刹那は夕凪を抜こうとする。
そしてネギが隠れていた岩を斬岩剣で見事に叩ききった。
ネギはとっさに武装解除の魔法で刀を弾いたが得物は選ばずの神鳴流である刹那には効かず見事に捕まってしまった。
だがそこで刹那は相手がネギだと分かるがネギは少し男の子の事情で完全におびえてしまっていた。
「あー。もうだから待ってっていったのに…」
そこにはおびえているネギ、あっけに取られているカモ、顔を赤くしている刹那、呆れているシホの四者の顔があった。
カモはすぐに状況から復帰して、
「や、やい桜咲刹那にシホ・E・シュバインオーグ! やっぱりてめぇら関西呪術協会のスパイだったんだな!?」
「ご、誤解だ! 違うんですネギ先生。私達は敵じゃない。出席番号15番桜咲刹那一応先生の味方です」
「そうよ、ネギ先生、それに使い魔のオコジョ君。私たちは先生の味方です。だから落ち着いてください」
『へ?』
まだ分かっていないようでネギはポカンとした表情で二人を見つめる。
「えっと、それはどういった…」
「私はお嬢様の…「ひゃわーーーー!!」…!?」
そこに木乃香らしき人物の悲鳴が聞こえてきた。
「この悲鳴は!?」
「お嬢様!?」
「ッ! いけないわ。先手をとられたか。刹那、先行して!」
「わかりました、シホさん!」
「え? え?」
シホが刹那に指示して状況が流れていく中、ネギもとっさに悲鳴の方へと向かう。
するとそこには数匹のサルがアスナと木乃香の下着を引っ張ったり脱がしたりしている光景が目に入った。
「いやーーーん!」
「ちょ! ネギ、こいつらなんとかしなさいよ!」
その光景にネギはズッとこけるが刹那は見た瞬間、激昂して「斬る!」と言って斬りかかろうとしたがネギに「おサルさんを切っちゃ駄目ですよ!」と止められてしまった。
「ネギ先生、離してください! こいつらは式神で切っても紙に戻るだけですからって、わぁ!」
そのままひっくり返ってネギと揉めている姿がありその合間にも木乃香が攫われようとしていた。
「刹那! なにしているの! もう仕方がない! トレース…」
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