017話 修学旅行異変《序》 観光パニック!?
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について回りたいみたいです。
占いといえばアーニャは占い師としてがんばっているかな。
幼なじみについて考えているとカモ君が話しかけてきた。
「どうしたんでい、兄貴? なにか考え事か」
「え? ううん、ちょっと少し今会えない人のことをいろいろ考えていたところ。それより皆さんに置いていかれないようにいこうか」
「そうっすね」
「―――先生、誰と話しているんですか?」
と、そこへシホさんが話しかけてきた。
危ない。カモ君と話しているところがばれるところだった。
「なんでもないですよ」
「そうですか。まぁ気を付けてくださいよ。この先、色々と大変でしょうから…怪我はなさらずに」
「は、はい。でもどうして怪我とか…」
「いえ、ただの言葉のあやですよ。だから気にしないでください」
シホさんは笑顔を浮かべると僕から離れていきました。
なぜかシホさんの言葉が僕の中で残ったのを感じた。
エヴァンジェリンさんの時のように不吉な気配とかそんなじゃないし…、うーん。
「あのシホって生徒、やっぱりただものじゃないかもっすね」
「そうかな? 魔力もそんなに感じないし多分普通の生徒だと思うんだけど…」
「そうっすかね〜?」
Side Out
シホはネギから離れると一息ついていた。
「ふぅ…これでよし、かな」
「どうされたのですか、シホ様?」
「あ、うん。なんでもないよ、タマモ。ちょっとネギ先生が目的を忘れかけていたから忠告みたいなことをしてみただけ」
「そうでしたか」
タマモに心配かけたみたいだとシホは思ってすぐに理由をいった。
そして、これからネギはどう行動をしていくのかを眺めていた。
◆◇―――――――――◇◆
Side 桜咲刹那
ふぅ、今のところはこれといって妨害工作は見当たりませんね。
とりあえず、今はネギ先生とその周辺を見張っていよう。
シホさんもまだ傍観に徹するということだから頼りはネギ先生だけだ。
しかし、あの先生についている使い魔(?)の視線が気になるな? シホさんの話では頭は回るが同時に空回りが多いと聞くし。不安だ……。
しばらくしていいんちょさん達が恋占いの石の場でチャレンジするみたいだ。
そこでシホさんからの視線が伝わってきて、
『委員長達を止めたほうがいいかな? 途中に落とし穴があるけど……』
『え、本当ですか?』
『ええ。それにまたカエルの符が敷かれているみたい。相当なめられているみたいだね。さて、ネギ先生はどうでるかな……だけど、今はなぜか注意が刹那に向けられているから気づくのはまず無理だと思う』
『はぁ、私ですか?』
『大方あのおこじょがネギ先生にいらん事を吹き込んでいるんじ
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