第66話:未来
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あ、はっきり言ってヒカリが大輔をデートに誘った時、一瞬で断られてヒカリがフラレる未来もあったわけだしなあ。今までが今までだから」
「うぐっ」
「(っ!ヒカリの頭にロゼッタストーンが…)」
テイルモンの目にはヒカリの頭にロゼッタストーンが勢いよく落下したのが見えた。
「他人様の姉弟関係に口出しするわ。まあ、これはヤマトもだけど」
「うぐっ!」
次はブイモンの言葉の矢がヒカリのハートを射抜き。
「大輔が誘っても流して京とかの方に行くし」
「あ…うう…」
ブイモンのジト目の言葉にヒカリは肩を落とし。
「正直、あーんな酷い扱いされてたのによくヒカリは大輔に受け入れて貰えたなって、俺はヒカリ一筋の大輔に感動すら覚えたよ」
「う…うう!!」
更にロゼッタストーンがもう1つ落下。
「正直俺は今までの態度があれだったからヒカリは手酷くフラレて、大輔が別の彼女を作る未来さえ予想してたけどな」
「はい、ごめんなさい。私の態度が悪かったです。本当にごめんなさい」
ブイモンの言葉に心がへし折れたヒカリはペコペコと頭を下げて謝罪した。
「まあ、もしもの話はこれくらいにして、光子郎さんは何してるんです?」
「デジクロスの研究ですよ。デジモン同士を合体させ、1体のデジモンにすることで単体では引き出せないような力を引き出す現象…昔、僕達は似たような現象を見たことがあるんです。」
「…オメガモンか」
「はい、ディアボロモンとの戦いで瀕死の状態になったウォーグレイモンとメタルガルルモンは沢山の人々のメールの力で合体し、オメガモンとなりました。あのような奇跡の進化を実用レベルにまで持って行く未来の技術は是非欲しい!!」
「そんなこと言われてもなあ。デジクロスの技術を作ったバグラモンはいないし、Xローダーを解析したウィザーモンは未だに行方不明。俺達はXローダーをただ使っていただけだしなあ」
「そうですか…」
バグラモンもウィザーモンもいない今、誰も光子郎にデジクロスの技術を与えられる存在はいないということになる。
それを聞いた光子郎は肩を落とした。
「ふーん、これを調べればいいの?」
なっちゃんがXローダーとD-3Xを指差しながら尋ねる。
「分かるのかなっちゃん?」
「今のままじゃ分かんない。だから貸して」
「そりゃそうだ…じゃあ俺のD-3Xを貸すよ。」
「うん…分解するの面倒臭いから魔法で透視するね…」
なっちゃんは魔法陣を展開し、D-3Xの内部を見る。
「ふわあ、複雑…でも、これくらいなら何とか出来そう。複製も出来そうだよこれ」
「複製?一から作るってことかい?デジヴァイスを一から作るって出来るのかい?
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