010話 シホ復活、そして師弟関係
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は死ぬ。殺す時は殺す。』…それを念頭においてまず“死”を容認しなければいけないのです。
だから半端な覚悟で魔術を使おうとすればたちまち破滅の道に堕ちる事になります。
…そうですね。基本知識ですが私達の元の世界には例外がない限り【地水火風空】の五種類…総じて五大元素という属性のいずれかの属性を持ち合わせます」
「持ち合わせる? では全部の属性を持っているものはいないのか?」
「まれに五大元素すべてを備えたもの…“五大元素使い”が生まれることはありますが確立は低いでしょう。
魔術は代の積み重ねと魔術刻印という形で、一子相伝ということもあり、より強力に一族に受け継がれていくものですからかなりの代を持ったもの以外かなり確率はない限りは生まれてきません。
よって使える魔術も使える属性に限られます」
「なるほど…。こちらも属性はあるが使えないというわけではないからそちらはかなりシビアだな」
「はいです。あ、話がそれましたね。詳しい知識はまた後ほどで…」
「わかった」
「それで話は戻りますが、もし暴走した時にはその属性に見合った現象が起きて死にいたります」
「たとえば…?」
「もし“火”属性の魔術師の場合だったらよくオカルトで聞く話ですが自然発火現象が妥当ですね。他も見合ったような死に方をすると考えてもらって結構です」
「ふむ…」
「他には“魔眼”使いの場合ですが、酷使し続ければ脳がその酷使した代償の負荷に耐え切れずオーバーヒートして廃人になります。
それとあっちの魔術師は基本魔術の実験が本文で肉体派は少ないのです。それこそほとんど穴倉にこもっているイメージですね。
それでシホ様の失われていない魔術の知識でですが過去に街一つをまるごと一気に無にした奴がいたらしいですね」
それからシホが鍛錬中はタマモが元の世界について色々説明していて大体説明終わるとエヴァは眉間を潜めて、
「ふっ…つまり陰険な連中が裏でわんさかしているわけか。特に魔術協会とかいったか? 特殊性の力を持った珍しい人間は封印指定と称して最悪脳だけにされて研究材料にされる。胸糞悪くなる話だな。
だが、神秘の保存、次の代に研究成果を残すという行動はこちらのぬるま湯に浸かっている連中に比べればまだマシか。
しかし平行世界の根が一つ違うだけでこうまで違うとなかなか興味が尽きないな」
「確かに…。私とシホ様もこちらに来てからというもの“在り方”の違いに大いに悩まされましたから」
「だろうな。そういえばシホの属性はまだ聞いていなかったな。あいつの事だからただの属性というわけではないのだろう?」
「はい。シホ様は五大元素から外れた属性で“剣”というものを持っています」
「ほう、剣か…。五大属性は大体想像つくがそれはどんなものなのだ?」
「はい。私
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