009話 図書館島…表に出なかった違った光景
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か…?」
爪を硬質化させて睨みを効かせると少し険しい表情になり、
「そう怒らんでくれい。当日には間に合わせるように脱出させる算段は出来ておるのでのぅ…」
「そうですか…。まぁそれなら構いませんが非難の対処は手伝いませんからね?」
「自業自得ということです!」
「むぅ…少しはダメ、かの…?」
「「無理です」」
二人で即答してその場は学園長が沈む形でお開きになった。
とにかく2−Aの面々には捜索隊が結成されたので問題ないとだけ報告した。
それで安心したのか一同はすぐにテストへ向けて勉強を開始した。
気持ちの切り替えが早くて助かるね。
だがそれはやや行き過ぎだったと記載する。
本気を出した委員長が土日含めて教室を貸し切り、全員をまさに缶詰状態にして超、葉加瀬、委員長を中心に予想される問題用紙を何十枚も準備して料理もふんだんに盛り込み逃げ場のない監獄を作り上げ猛勉強をする羽目になった。
私とタマモは比較的疲労は少なかったが、ほかの面々は生きる屍と化し、特にエヴァは嫌々やっていてどうやって抜け出すか何度も思考を深めていた。
さらにやっと教室から開放されたと思った途端、プリントが何十枚も出されて根を上げるものが後を絶たなかった。
そして試験当日、やっと遅れてきてだがアスナ達は戻ってきて試験を受けることは出来て、遅れた者の採点を行った学園長がうっかりミスをして2−Aの合計平均値を下げる事態があったがなんとか一位になれて、見事学年最下位から脱出することに成功しネギ先生はここに残れることになった(最終課題に報えたのかは疑問視だが)。
…―――ふとした事だが、今回のテストの一番の貢献者はネギ先生ではなく奮起した委員長ではないか?…という疑問を持ったが、ここは言わぬが華というものである。
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