009話 図書館島…表に出なかった違った光景
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間抜けな表情をしている。
それを見て、
「ようやく気づいたね」
「そうですね、まったく…」
さらにため息をつかざるを得なかった。
それから流れ解散になりシホ達は帰り道に運動組みグループに呼び止められた。
「おーい、エミヤンにアヤメさーん!」
「ん? 裕奈ですか? どうしたのですか?」
「それにアキラさんに亜子さんにまき絵さんまで…」
「ぅもうっ、エミヤン。“さん”付けはいいって言ってるじゃん? OK?」
「そうだよ!」
裕奈とまき絵に推されて、シホは「ぜ、善処します…」と答えておいた。
「それでどうしたの?」
「うん、それなんやけど今日ウチ等と勉強会せぇへん…?」
「…迷惑じゃなければ、だけど」
「んー…タマモ、いいかな?」
「シホ様がよろしければ私も大丈夫ですよ♪」
「うん。わかった、それじゃ一緒に勉強しようか」
「ヤタッ! それじゃエミヤン、今日の料理だけど「はいはい、大丈夫。作るから安心して」…やりぃ♪」
「…手伝うよ?」
「ウチも」
「それじゃ私達の部屋に来てやろうか。リハビリも兼ねて部屋は広めのところだから」
全員が承諾したところで一度部屋に戻って今夜は夜更かしも考慮して太りにくい軽食も検討していたりするシホとタマモだった。
◆◇―――――――――◇◆
時間もいい頃になり、シホ達の部屋にまき絵を除いた三名が入ってきた。
「おいーっす、エミヤン!」
「お邪魔するで」
「こんばんは…」
「いらっしゃい。…あれ、まき絵ッ…、はどうしたの? いないようだけど…」
「あ! いま、さん付けをなんとか言わずになったんだね。成長成長♪ それとまき絵だけどなんかどっか行っちゃった」
「どっか行っちゃった、ね…せっかく脳に効くデザートも用意したのにこれはお預けかな」
「そうやね。でも本当にどこにいったんやろな…?」
「鳴滝姉妹に聞いたら楓さんや古菲もどっかいったらしいよ」
「………私は神楽坂さんや近衛さん、それに図書館組の面々がなにやら重い荷物を持って階段を下りていくのを見たよ」
「見事にバカレンジャーが揃いましたねぇ…。これはなにやら怪しい雰囲気かもとタマモは推察します。こう、ビビッと!」
『………』
タマモの発言と不思議なジェスチャーに一同は顔を見合わせ、「まさかね…」といった顔をしていたが、まぁそのうち帰ってくるでしょうと話を打ち切り、勉強会を開始するのだった。
だが結局その晩アスナ達は帰ってこなかった。
―――翌日、
教室に着くとなにやら変な意味のほうで賑やかなのに気づいた。
内容的に、
「何ですって!? 2−Aが最下位脱出しないとネギ先生がクビに〜〜〜!? ど、どーしてそんな大
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