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吸血鬼になったエミヤ
008話 ドッジボール騒動
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方の校舎は隣でしょうに…。
…はぁ、授業の場所も間違えるなんてもうボケが始まっているんですか…?」

タマモの煽る発言に高等部の連中は額に青筋を作り、先ほどまで言いくるめられていた2−Aの面々は「いいぞ、もっとやれ」と応援を始めていた。
シホは「いいのかなぁ…」とエヴァに相談していたが関わりたくないらしく「私に振るな」といってそっぽを向けられていた。
だが高等部の連中はタマモの怒る発言bPを言ってしまった。
しかも連動式発火装置つきで。

「でしたらそこの赤髪の子はなんなの? 車椅子なんて使っていて授業出る気ゼロではないですか?」
「………なぜそこでシホ様の事に触れるんでしょうかねぇ…? 年上だからと、いい気に乗って足に障害があるシホ様を侮辱するなどまさに愚の骨頂…いっぺん、死んでみますか?」
『……………』

タマモを筆頭に2−Aの半数以上はまさに「ゴゴゴゴッ!」と効果音が鳴るのではないかというくらいに表情に怒りを浮かべていた。
タマモは怒りを通り越してもはや冷笑を浮かべているから尚の事怖い。
それに高等部の連中は後ずさりながらも反撃を繰り返して、いよいよ喧嘩が勃発するのではないかという空気でネギが必死にみんなを止めて、スポーツで勝負して勝敗を決めることになった。




私はコート脇で見学組みと一緒に見学することになったがタマモは先ほどの怒りがまだ抜けていないのか嬉々としてコートに入っていった。

「ふぅ…でもネギ先生が止めてくれてよかった。あのままじゃタマモ、高確率で呪いでも本気で掛けるかもしれなかったから」
「お前限定であいつは沸点が異常なまでに低いからな。まぁそういう展開になったら私としては面白いが」
「別に面白くないでしょうに…」

そうこう会話をしている間に2−Aの生徒は次々とアウトされていく。
やっぱりあぁも密集していると狙いが着けられやすいし移動の混雑も発生してしまうからなぁ。委員長に伝えておけばよかったな。
これは、ネギ先生はおさらばか?
と、見ていると一人の高等部のリーダーらしき生徒が太陽を背にしてアスナを狙っている。
それにアスナは当然目を塞ぐが、

「タマモがあそこにいるんだから太陽の光如きで防げるわけでもないわね」

案の定、アスナに当たる予定だったボールは軽くタマモにキャッチされた。

「あ、ありがと、アヤメさん」
「いいですよぉ…。それよりここから反撃と致しましょうか」




―――ここで少し昔の話をしよう。
タマモは召喚された当時、体術はキャスターのクラスもあり接近戦は得意ではなかった。
そして英霊は一度死んだらそこで成長は止まってしまいサーヴァントになってももう成長は望めない。
なら、どうしたか?
成長はしないが経験を積めばいい。幸
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