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吸血鬼になったエミヤ
006話 子供先生の赴任初日
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ほうで普段大人しく、そして男性恐怖症のはずの宮崎がネギ先生に自ら出て行っている光景には驚いた。…後の委員長の銅像にも驚かされたが。
そしてネギ先生を中心に大賑わいの騒ぎをしている脇で、シホはタカミチと会話をしていた。

「シホ、君、どうだい? 初日のネギ君の一連の行動を見て」
「…そうだね。まぁ初日だからしょうがないといえばしょうがないけど…あの子、本当に“あの”ナギの息子…?」
「ハハハ…手厳しいね。でもまだこれからだから見守ってやってくれないかな?」
「それはもちろん。ところで話は変わるけど、タカ…高畑先生、涙を浮かべているけどどうしたの?」
「うん…久しぶりに姉さんの手料理が食べれたと思うと嬉しくてね」
「そう…」

シホの目には一瞬少年時代のタカミチの姿が映ったそうだ。
そしてまだあの時『赤き翼』のメンバーで大騒ぎをしていた事も思い出してシホも微笑を浮かべていた。

途中、ネギ先生がやってきてなにやら読唇術を数回タカミチにしている光景に不思議に思った。
それで普段自己封印している吸血鬼の耳を起動して澄ませて聞いてみると…なんと、アスナにすでに魔法がばれていることが判明した。
…本当に大丈夫かな?

その後、ネギ先生とアスナのキス?シーン騒ぎが起こったらしいが私たちはタマモとエヴァも加えて話を弾ませていたので関与していないが、こうして子供先生初日の仕事は終わりを告げた。


…そしてシホ達がネギと関わってくるのはまだ当分先のことである。



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