暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第79話
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いんだし!」

「それじゃあ…………」

「だが、オレっちは情報屋だ。対価も無しに渡すことはできねぇ。どうしても欲しいってんなら―――」

「ミラ?それとも代わりのネタ?」

「――――アンタたち4人に思いっきり踏みつけてもらおうか!」


「…………ったくあのオヤジ。とんだ変態趣味だったわね。」

「えっと………確かああいった特殊な趣味の方を”マゾヒスト”と言うのでしたわよね?」

「セ、セレーネ…………一体どこでそんな情報を…………って、ベルフェゴールかリザイラだろうな…………」
ミゲルのとんでもない要求を思い返したサラが呆れている中、困った表情で呟いたセレーネの言葉を聞いたリィンは冷や汗をかいた後疲れた表情で肩を落とした。

「フッ、クレアさんについては軍服にブーツ、セレーネ君についてはドレスにヒールの方が彼的には嬉しかったのだろうが。」

「いずれにせよ、あんまり理解したくない世界ですね…………」

「ううっ、ベルフェゴール様達にだけは今回の件を知られたくありませんわ…………」

(まあ、ベルフェゴール達が知れば、間違いなくからかった挙句、リィンとの性行為の時に活用する事を薦めるでしょうものね…………)

(ええ………その様子が目に浮かびますわ…………)
口元に笑みを浮かべたアンゼリカの指摘にリィンが冷や汗をかいている中クレア少佐とセレーネは困った表情で答え、セレーネの言葉を聞いたアイドスは苦笑し、メサイアは疲れた表情で呟いた。

「まあ、おかげで(?)有益な情報が入ったわけですし。高級クラブ”ノイエ=プラン”と会員制カジノ”アリーシャ”でしたか。」

「ええ、”西風”と”赤い星座”がそれぞれ訪れていたって場所ね。ちなみに”ノイエ=プラン”はかつて帝都やクロスベルにも姉妹店はあったらしいけど…………”赤い星座”が買い取って資金源にしていた過去もあるわ。」

「フフ…………それはまた露骨というか。」

「確かクロスベルの”ノイエ=プラン”は”西ゼムリア通商会議”の件で、撤退したとの事でしたわよね?」

「ああ、それに”赤い星座”が国際犯罪テロリスト認定された事でエレボニアの方でも強制捜査等を行ったと聞いたことがあるが…………」

「”西ゼムリア通商会議”の直後、軍の捜査が入る前に権利を全て売却したそうですが…………いまだに何らかの繋がりがあるかもしれません。」

「先程貸切と聞きましたが…………改めて探った方がよさそうです。」

「ふむ、するとまずは高級クラブでボトルを入れてホステスにちやほやされて…………しかる後カジノに繰り出してバニーガールと戯れるわけだね?」
リィンに続くように答えたアンゼリカの自分達の今後の方針を聞いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ