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クロスウォーズアドベンチャー
第63話:強き想いは奇跡を起こす 中編
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ワール!!アンノウンクロス!!」」」

「インペリアルドラモンXFM!!」

純白の輝きとマグナモンXと同等のパワーを解放するインペリアルドラモンXFM。

「ふん…どんな進化をしようが、今の俺に勝てると思うなよ!!パンデモニウムフレイム!!」

ベリアルヴァンデモンの生体砲から放たれた業火。

インペリアルドラモンXFMは手を前に翳して受け止め、それを容易く握り潰す。

「な、何!?」

「さあ、決着を付けようぜ?ベリアルヴァンデモン!!」

純白の輝きか漆黒の闇か…デジタルワールドで最後の戦いが始まろうとしている。

そして想いを具現化する世界ではマグナモンX達の必殺技の余波で空間に所々罅が入っており、それは並行世界にまで影響を及ぼす。

今から約10年後の並行世界の未来でも、それを確認出来ていた。

「ね、ねえ…タイキ…気のせいかな…?空に罅が入ってるんだけど?」

アカリが、引き攣ったような表情を浮かべる。

あの戦いから1年経ち、舌足らずだったコトネも今では普通に喋れる。

「残念だけど気のせいじゃないな。俺にも見える…もしかして…」

「恐らくデジタルワールドが関係しているのかもしれんな」

タイキが真剣な表情で空を見上げていると、キリハもまた同じように空を見上げながら呟く。

「え!?またデジタルワールドに何かあったってことですか義兄様!?」

コトネが目を見開いてキリハを見遣る。

「デジタルワールド…?それにしては少し違うような…」

「タイキ…タイキ!!」

ネネが疑問符を浮かべながら呟いていたが、Xローダーから聞こえてきた声にタイキは目を見開いた。

「この声…まさか!?」

タイキはXローダーを取り出して、Xローダーから聞こえてくる声に耳を傾けた。

「お前…シャウトモン!?」

「おうよ!!久しぶりだな、タイキ。まさかこんなに早く再会するとは思わなかったぜ。時間がねえから手短に話すぞ。今、俺達のデジタルワールドと人間界の空間に罅が入ってんだろ?ホメオスタシスは言うにはとんでもねえパワーの影響で過去と未来の世界が繋がっちまったらしい」

「過去と未来の世界が繋がった…?」

「そこで、原因を何とかしてくれって、俺達クロスハートとブルーフレアに依頼が来たんだよ。ここまで言えば分かるだろタイキ?俺達がまた一緒に戦う時が来たんだよ!!」

「シャウトモン…!!」

笑みを浮かべるタイキ。

それを見たシャウトモンはタイキ達に質問する。

「お前ら…戦うか?それとも戦わねえか?」

「その二択ならば…答えは1つ!!」

キリハが好戦的な笑みを浮かべながら言うと全員が口を開いた。

【戦う!!】

そう宣
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