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カルディア侯爵の挑戦状
侯爵たちの焦りと始まりの顔
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ら、もう少し待てと?)
カルディア侯爵は、髪色や目の色が変わったことにも驚いたが、それより待つ意味がわからなかったのだろう。
私は、三重人格ではない。3人の自分がいるのだ。茂みで楽しんでたのはルーシェ。今の私はルーティア。まだ出てきていないのがコーテリア。私は、そう呼ぶようにしている。
[また皆が驚き、恐れおののく姿も一興でしょう?]
ニヤッと口角が上がるルーティア。私が、今のままここにいると侯爵たちは知らない。ましてや姫を捕まえて無礼なことをしていると知ったらどう驚き謝るのだろうか。それを私は、見てみたいと言った。
(そうですか…。随分といい趣味をお持ちのようで。)
カルディア侯爵は、はじめ驚いた顔をしたがにこりと笑った。
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