全滅の詩、語れ薔薇の皇帝
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だが、俺は確信していた。ネロは、この手を掴む。それほど追い詰められている。立ち上がり、戦うために、万策を尽くす覚悟があり――そのためなら世界を捨てることが出来る英雄だと感じさせられた。
ロマニは、やけくそのように髪を掻き毟り、了解したよくそぉっ! と怒鳴り返してきた。
『ただし、説得はそっちがしてくれよ! 失敗したらダメだからな!』
「わかってる。……すまん、ロマニ」
『ボクに謝ったって意味ないでしょ!』
其の通りだ。
「まったく……」
俺は、地獄に落ちるかもな……。
――安心してください。その時は、私達も共に参ります。
三人の声が、心を軽くしてくれた。
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