第四章
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「大丈夫なの?」
「それで」
「うん、あそこにはウツボとかもいないしね」
洞窟の中をじっと見てそのことも確かめた。
「安全だから」
「それじゃあなの」
「あの洞窟に隠れて」
「そうしてなのね」
「鮫をやり過ごそう、僕が鮫を引き寄せるから」
こうも言うのだった。
「君達は先に洞窟に行くんだ」
「けれどそんなことをしたら」
「貴方が」
「女性を守るのは男の義務だよ」
笑ってだ、作家は女の子達に言ってだった。
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