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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
商人
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<ロマリア領>

首都ロマリアから北へ進むと、木々の生い茂った険しい山道が続く。
昨今ではモンスターのみならず、山賊も出没する危険な道。
アルル達は襲い来るモンスターを撃滅しながら突き進む。
彷徨う鎧や軍隊がに、キラービーなど…
敵は強くアルル達は苦戦の連続である。
しかし若さのおかげか、一戦毎に実力は向上している。

日も暮れかけ野営の準備に取り掛かると、不意にリュカが辺りを気にし始めた。
「悲鳴が聞こえた!」
「「「え!?」」」
リュカの一言にアルル達も耳を澄ます。



「何も聞こえないわよ…」
木々のざわめき以外何も聞こえない…

「いや…美女の悲鳴だ!」
「何で悲鳴だけで美女だと分かるんだよ!」
ウルフのツッコミを無視して、森の中へ走り出すリュカ!
「ちょ、待ってよ!」
慌ててリュカを追いかける3人。




「キャー!!!」
「ガタガタうるせー!いい加減観念して犯されろ!気持ち良くしてやっからよぉ」
4人のごろつき風の男達が、1人の女性を押し倒し手足を押さえ付けている。

「あんた等ウチのボディーガードやろ!そう言う契約やったやん!」
「馬鹿かねぇーちゃん!あんな端金で雇われると思ってんのか?」
「ぎゃはははは!謝礼はオメーの身体だよ!」

男の一人が女の服を破り取る!
「キャー!!」
「へへへ、顔はガキっぽいが体は最高だな!」
破り取られた胸元から、かなりの大きさの胸がこぼれ出る。………巨乳です!

「イヤー!」
「ここは通常の街道からはかなり外れてんだ!人なんかこねーよ!騒いでねーで、大人しく楽しめよ。最高の時間にしてやっからよ!」
男は徐に女の上に被さり行為を始めようとした、その瞬間…
女の上で四つん這いになっていた男が、大きく吹き飛んだ!
そして他の3人も訳も解らず身体に強い衝撃が走り、後方へ吹き飛ぶ!

「お美しいお嬢さん。無事ですか?」
衣服がボロボロの女性に、自分のマントを羽織らせ優しく問いかける男、リュカ。
「あ…あぁ、平気や…犯される寸前やったけど、まだ処女や。」
それを聞いて優しく微笑むリュカ。
女の方もパニックからか、リュカの魅力なのか分からないが、不必要な情報まで伝えてしまってる。

そしてようやく追いついたアルル達3人。
「本当に美女の悲鳴だったんだ…」
呆れ感心するウルフ。
「しかしよくこんな遠くの悲鳴が聞こえたわね!」
呆れ驚くアルル。
「美女の悲鳴だったからね!そうじゃなきゃ聞こえないよ」
「悲鳴に美女も何もないでしょう…」
呆れ疲れるハツキ。

そこへ、ごろつき4人集が復活し戻ってきた。
「テメ〜!不意打ちとは卑怯じゃねーか!」
「か弱い女性を、男4人がかりで襲ってるヤツらに言われ
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