幕間の物語「いつかどこかの時間軸」1
メンタルケアだよ士郎くん!(※なおする側の模様)
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デアの中でしか使えないから」
「……シミュレーターの機能と繋いでるのか」
「その通り! さすがにそんなのをどこでも使えるようにはできないかなー。あと私クラスの天才が二人いたら違ってくるだろうけど」
「何をバカな。お前みたいなキワモノが早々いてたまるか」
「あっ、酷い! そんなこと言うのか士郎くんは」
軽口を叩き合いながら、二人はロマニの部屋から離れていく。
士郎とダ・ヴィンチはロマニの眠る部屋を一度だけ振り返り――小さく、おやすみ、と呟いた。
ある日の小さな一幕。
そんなこともあった、と彼は後に懐古した。
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